- コラム
2500ケルビンの世界!オールドレンズSMC TAKUMAR 28mm F3.5で撮る立川夜景
2018/12/11 by 編集部 ともりん
どうもー! Camoor編集部 ともりんです。10月末になり、夜は肌寒くなってきましたね。空気も澄んできて景色が綺麗! というわけで新宿の夜景を撮影してきました。一緒にお散歩してくださったのはお馴染みプロカメラマン田中正清先生。Canon EOS 5D Mark IIIを購入したということで早速新しいカメラで撮影していただきました。今回はちょっとクールな夜景を撮影したかったのでホワイトバランスをおもいっきり下げて2500ケルビンに設定しました。さて、どんな写真が撮れたのか!?
Canon EOS 5D Mark III, EF17-40mm F4L USM
まずは歌舞伎町からお散歩スタートです。背景が青いと歌舞伎町一番街アーチの派手な赤が映えますね。
Canon EOS 5D Mark III, EF17-40mm F4L USM
広角レンズで歌舞伎町のビルを上向きに撮影するとこの迫力! ぐーんと高いビルに見えますね。
Canon EOS 5D Mark III, EF17-40mm F4L USM
大ガード付近から歌舞伎町を撮影しました。サイバー感すごくないですか? 青い世界に様々な色が入ると電脳世界みたいになりますね。フォトショで加工はしてません。撮って出しでここまで世界を変えることができます。
Canon EOS 5D Mark III, EF17-40mm F4L USM
大ガードの下です。闇を抱えている人たちが歩いているように見えます。壁のアートも相まってひたすら病んでる感じがします。写真は人の心を映すと言いますが……。
Canon EOS 5D Mark III, EF17-40mm F4L USM
大ガードを抜けると新宿西口高層ビル群です。新宿は東と西で街の表情がガラッと変わります。工事中の赤く光るカラーコーンがとても良いアクセントになっていますね。
Canon EOS 5D Mark III, EF17-40mm F4L USM
高層ビルだけを写すとこのような感じで無機質な感じに。
Canon EOS 5D Mark III, EF17-40mm F4L USM
横構図です。ザ・超高層ビル群!
Canon EOS 5D Mark III, EF17-40mm F4L USM
地下の入口がアート作品になってます。奥にあるビルの光がキラキラ輝いていて綺麗。
Canon EOS 5D Mark III, EF17-40mm F4L USM
新宿西口高層ビル群といったら新海誠監督作品にもたびたび登場する丸い交差点! 巨大な円に信号がついています。未来的! 無機質な構造物は2500ケルビンの世界との相性が良いです。
Canon EOS 5D Mark III, EF17-40mm F4L USM
Canon EOS 5D Mark IIIとLレンズの組み合わせ、解像感ガチヤバめ! 信号のLEDの一つ一つがしっかりと写ってます……! 奥のビルは蛍光灯も1本ずつ写ってます。絞り値F5.6でこれだけくっきりと!
Canon EOS 5D Mark III, EF17-40mm F4L USM
こちらの写真は街灯の光芒が綺麗に出ました。この街灯、“オッドアイ”ですよ? 黄色と青の光が! かっこいい……! 2500ケルビンの世界は新たな発見がありますね。
SONY α7ⅱ, Super-Multi-Coated TAKUMAR 28mm F3.5
ちなみに光芒は絞れば絞るほど細く長く出ます。筆者はSONY α7m2とオールドレンズ“SMC Takumar 28mm F3.5”で撮影しました。絞りはF16。カメラを始めたばかりは玉ボケばかり作ってましたが最近は光芒にハマっています。こうやってどんどんカメラ沼にハマっていくんですよ。恐いですね。楽しいですね。
Canon EOS 5D Mark III, EF17-40mm F4L USM
さて、正清先生の作例に戻ります。こちらは京王プラザホテルの隣から都庁方面を眺めた写真です。新宿摩天楼! 撮影時刻は19:12、都庁はほとんどの窓に光が灯ってます。2020年東京オリンピック関連のお仕事が忙しいのかな? 職員さん、残業お疲れ様です。
高層ビル群にある車道をパシャリ。シンメトリーの世界。手前右側の壁に反射したクルマのヘッドライトがお気に入りです。青い光の筋はレーザー兵器みたいで、とにかくかっこいいんです。
2500ケルビンの世界、いかがでしたでしょうか。写真は人の目とは違った景色を描けるところが大きな魅力だと感じました。青い新宿、素敵! 絞り、シャッタースピード、ISOをマニュアルで撮影できるようになったら次はホワイトバランスをマニュアルにして遊んでみませんか? 作品の幅が一気に広がりますよ。最近ホワイトバランスのことばかり考えていて、オフィスの筆者の席は4500ケルビン、この喫茶店は3000ケルビン……と絶対ホワイトバランス感を鍛えています。色温度の虜になってしまいました。
関東中心に主にインタビュー、建物の撮影をしています。
Webディレクター兼編集者、たまにライター。愛機はSONY α7Ⅱ。ミラーレスなのにフルサイズ機なところがお気に入り。
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