- コラム
【レビュー】FUJIFILM X-E3を開封&オシャレにカスタマイズ
2018/03/7 by だい
こんにちわ、オタクライターのだいです。
先日は富士フイルムカメラX-E3のドレスアップ・カスタマイズを紹介しましたが、実はまだそれほど撮影しておらず、さらに機能についてもいろいろ試してはいませんでした。そこで、X-E3の機能と実写・作例をお届けします。
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ただ先に書きますが、もしこれから富士フイルムのカメラを購入したいという方は、真っ先に購入すべきと言ってもいい素晴らしいカメラだと思います!
X-T2、X-Pro2を所有している筆者が感じるX-E3の機能での魅力をピックアップしてみました。
富士フイルムカメラの特徴である十字ボタンがX-E3にはありません。十字ボタンは、AFモード、ホワイトバランスやフィルムシミュレーションといった写真作りに必要な設定項目が備わっていて、撮影する際には必ずといっていいほど使うボタンです。X-E3は十字ボタンの代わりに、タッチパネル式液晶モニターが採用されています。
タッチパネル式液晶モニターでは、上下左右のフリックによってファンクションを呼び出す事が可能です。つまり十字キーでやっていた操作がタッチパネルに変わっただけ。個人的には十字キーよりも使いやすくなったと感じています。
さらにそれだけでなく、ダブルタップでライブビュー拡大、ピンチイン・アウトで拡大・縮小、スワイプで再生画像のコマ送りなど、タッチパネルならではの機能が使えます。モニター周りの操作は今まで触ってきた富士フイルムXシリーズのカメラの中で一番操作しやすくなったと感じています。
富士フイルムの色作りのノウハウを注ぎ込んだフィルムシミュレーションや、操作がしやすいフォーカスレバー、タッチパネルを含めると十分な数あるファンクションボタンと、富士フイルムに慣れた人であればすぐに使える機能が共通してあります。
もちろん機能だけでなく、2430万画素の「X-Trans CMOS III」と画像処理エンジン「X-Processor Pro」でX-H1を含めたフラッグシップ機と変わらぬ高画質な写真撮影が可能で、またAFに関しては被写体への追従性が向上しています。あとは富士フイルムが提供するRAW現像ソフトウエア「FUJIFILM X RAW STUDIO」が使えるようになれば……。
一方で、デメリットと感じた部分もあります。
写真はXF50-140mmF2.8 R LM OIS WRを装着したものですが、ちょっと大きいです。小さいカメラの宿命でもありますが、大きなレンズを装着すると前が重くなって持ったときにバランスが悪くなります。
X-T2やX-Pro2ではSDカードを2枚指してRAW+jpgで別けて保存していたのですが、それができなくなったので、場合によっては何度かSDカード交換が必要になります。すぐに容量がいっぱいになると思うので。
ただそれはそこまで問題ではありません。問題なのは、SDカードを挿入するところが電池と同じ下側であること。グリップ付きウッドカメラベースを装着しているので、SDカードの出し入れがしにくいです。これは盲点でした……。
これは防塵防滴ではないと分かった上で購入しているので、実は特に問題とは思っていません。ただ故障したときに、ちょっと後悔しそうな気はします。
メリットとデメリットどちらもありますが、筆者は仕事では富士フイルムを2台持ちで挑むことが多いので、X-Pro2のサブ機として活用するなら十分だと思っています。また最大のメリットである軽さもGOOD。
それでは実写に入ります。まずはスナップ撮影にピッタリで筆者が最も利用する単焦点レンズXF23mmF1.4 Rを装着しました。
X-E3+XF23mmF1.4 R
X-E3+XF23mmF1.4 R
本当にキレイにボケます。画質に関してはX-T2やX-Pro2などフラッグシップ機となんら変わりはないです。
X-E3+XF23mmF1.4 R
ちょっとシックな雰囲気で渋谷を撮影してみました。レンズとカメラがどちらも300gで、合わせて600g。この軽さで撮影できることは驚きです。
次はX-E3に超広角レンズXF10-24mmF4 R OISを装着しました。それほど大きくないレンズですが、レンズのほうが非常に大きく感じます。
小さくてレンズ込みで700gほどなので、ミニ三脚との相性も抜群です。
X-E3+XF10-24mmF4 R OIS
三脚を使って撮影しました。
X-E3+XF10-24mmF4 R OIS
AEブラケティング(適正、オーバー、アンダーの露出で3コマ連写する機能)で撮影し、LightroomでHDR合成しました。こちらもキレイに撮影できていますね。
X-E3+XF10-24mmF4 R OIS
手持ちにして、ISO2500で撮影しました。ノイズは出ているものの、でも十分実用性はあると感じます。
X-E3+XF10-24mmF4 R OIS
手持ちにして、ISO8000で撮影しました。ノイズが出ているものの、記録撮影としては十分。特にX-E3がX-T2やX-Pro2と劣っているということは感じませんでした。
もちろんまだたくさん撮影したわけではないですが、現時点での感想は「買ってよかった」です。普段使いはもちろん、ちょっとした旅行やイベント取材にも十分耐えうる画質などを持ち合わせていると思います。
ただ、まだ人物撮影をしていないので、早くX-E3を使ってポトレをしたいですね。
コスプレからフィギュア、痛車、さらにはステージイベントなど自称日本一オタクベイントの取材を行うライター。年間100件以上のイベント取材、海外へは月1ペースで行っています。
愛用カメラは富士フイルムとニコン。
Twitter: https://twitter.com/nandakaomo
サイト: http://zakuzaku911.com/
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