- コラム
【作例あり】ニコン最高峰の中望遠レンズ「AF-S NIKKOR 105mm f1.4E ED」を高画素機「D850」でレビュー 圧倒的解像力とボケの美しさに感動
2018/02/21 by だい
こんにちわ、オタクライターのだいです。
よく、ポートレートやコスプレ撮影などで焦点距離35〜50mmの単焦点を使っているのですが、長く愛用していたニコン用の2本のレンズが使えなくなってしまいました!
・シグマ 35mm F1.4 DG HSM
・タムロン SP 45mm F/1.8 Di VC USD
シグマ 35mm F1.4 DG HSMは広角よりの画角かつ高画質が撮影が可能で、またタムロンは貴重な手ブレ補正がありブレない写真を撮りたいときに重宝していました。しかしどちらも壊れてしまい、また修理するにもお金がかかる……。
仕事柄多く使う焦点距離の単焦点なので、すぐにでも必要。一方で選択肢が多く、高価なものも数多くあります。さらに言うと、カメライベントCP+2018で発表されたopera 50mm F1.4 FFが気になっていて、これが欲しい……が、2018年4月の時点ではまだ発売されていません。
関連記事:【CP+2018】ボケのオンパレードで興奮!「opera50mm F1.4」「サムヤン XP50mm F1.2」などケンコー・トキナーブースのレンズレポート
さて、どうしようか……と思ったところ、価格的にちょうど良いレンズを中古で見つけました。それがシグマ50mm F1.4 EX DG HSMです。
50mm F1.4 EX DG HSMは、10年前の2008年に発売されたシグマの大口径の単焦点レンズ。シグマの単焦点レンズといえば「Artライン」が有名で人気があります。そこの比較もしたいので、レンズ仕様をまとめてみました。
シグマ 50mm F1.4 EX DG HSM | シグマ 50mm F1.4 DG HSM Art | |
---|---|---|
発売日 | 2008年8月 | 2014年5月 |
フルサイズ対応 | ○ | ○ |
タイプ | 大口径標準レンズ | 大口径標準レンズ |
焦点距離 | 50mm | 50mm |
フォーカス | AF/MF | AF/MF |
開放F値 | F1.4 | F1.4 |
絞り羽根枚数 | 9枚 | 9枚 |
レンズ構成 | 6群8枚 | 8群13枚 |
最短撮影距離 | 0.45m | 0.4m |
画角 | 46.8度 | 46.8度 |
最大撮影倍率 | 1:7.4倍 | 1:5.6倍 |
手ブレ補正機能 | × | × |
防塵・防滴構造 | × | × |
フィルターサイズ | 77mm | 77mm |
最大径 | 84.5mm | 85.4mm |
長さ | 68.2mm | 99.9mm |
重さ | 505g | 815g |
価格 | 約3万円(実売価格・2018年4月現在) | 約10万円(実売価格・2018年4月現在) |
最高な画質を求める人のために生み出されたといってもいいArtラインと比較すると、シグマ 50mm F1.4 EX DG HSMは画質の点ではどうしても劣る点はあります。しかし、長さは7センチでArtラインと比べると3センチも短く、さらに実売価格では3倍近くの差があります。ただし50mm F1.4 EX DG HSMは生産終了していて新品がほぼないので、中古が前提になります。それでもArtラインは人気が高いので、中古市場ではあまり見かけません。あったとしても2倍以上の価格の差があります。
ニコンの高画素機D850とシグマ50mm F1.4 EX DG HSMを合わせて撮影してみました。結論からいうと、十分すぎる性能だったのではないかと思います。
D850+50mm F1.4 EX DG HSM
愛用しているメッセンジャーバッグを開放で撮影。中心にピントを合わせています。硬いボケになるかと思っていたのですが、そんなことはなかったです。
D850+50mm F1.4 EX DG HSM
秋田県で桜を撮影するために訪れたものの、4月中旬ごろはまだ桜は咲いていませんでした。それはそれとして、ちょっとぐるぐるボケを感じるのと、中央部分の解像度は甘い感じもありますね。
D850+50mm F1.4 EX DG HSM F1.4
D850+50mm F1.4 EX DG HSM F2
D850+50mm F1.4 EX DG HSM F2.8
D850+50mm F1.4 EX DG HSM F4
D850+50mm F1.4 EX DG HSM F8
D850+50mm F1.4 EX DG HSM F10
D850+50mm F1.4 EX DG HSM F16
F1.4、F2、F2.8、F4、F8、F10、F16の順で絞って撮影してみました。開放では中央の桜の解像度は劣る気がしますが、F8くらいになればキレイに感じます。
D850+50mm F1.4 EX DG HSM
秋田県・田沢湖のたつこ像です。まだ雪の残る山とともに撮影してみました。
D850+50mm F1.4 EX DG HSM
たつこ像の部分だけトリミングしてみました。約4500万画素というD850の力を、十分活かせるレンズではないかと思います。
ほかにもいろいろと撮影してみました。小さくて軽く、撮影がしやすい!
D850+50mm F1.4 EX DG HSM
D850+50mm F1.4 EX DG HSM
D850+50mm F1.4 EX DG HSM
D850+50mm F1.4 EX DG HSM
D850+50mm F1.4 EX DG HSM
実はニコンで焦点距離50mmの単焦点レンズを使うのが初めての筆者(35mmか45mmのみ)。実際にシグマ 35mm F1.4 DG HSMを使ってみましたが、非常に使いやすく画質も十分満足の結果になりました。小さくて軽いので、手ブレも防ぎやすいです。
とはいえまだ風景撮影のみで、人物撮影ではまだ使っていません。これは追い追い試してみたいと思っています。
コスプレからフィギュア、痛車、さらにはステージイベントなど自称日本一オタクベイントの取材を行うライター。年間100件以上のイベント取材、海外へは月1ペースで行っています。
愛用カメラは富士フイルムとニコン。
Twitter: https://twitter.com/nandakaomo
サイト: http://zakuzaku911.com/
この記事が気に入ったらいいね!しよう
Camoorの最新情報をお届けします
2018/04/30 by だい
2018/05/6 by KMD
2018/11/6 by Camoor編集部 ゆい
2018/11/12 by KMD
2018/03/5 by KMD
2018/07/17 by だい