【作例あり】ニコン最高峰の中望遠レンズ「AF-S NIKKOR 105mm f1.4E ED」を高画素機「D850」でレビュー 圧倒的解像力とボケの美しさに感動

2018/02/21  by だい

ニコンユーザー憧れのあのレンズに手を出してしまいました……!

どうも、オタクライターのだいです。ニコンのフルサイズ機を持つ人なら、一度は試してみたいと思う大口径中望遠単焦点レンズAF-S NIKKOR 105mm f/1.4E EDを購入してしまいました! ここ最近はポートレート撮影やコスプレ撮影をする機会が増えたこともあって、ポートレートに最も適している中望遠クラスのレンズをいくつかチェックしており、中望遠レンズは所有していたのですが……最高峰のレンズ神が与えたレンズ! とニコンユーザーだけでなくニコンを持っていない人もチェックしていたAF-S NIKKOR 105mm f/1.4E EDは、どうしても欲しくなってしまいました。

今回、購入後すぐにニコンの高画素フルサイズ機D850と組み合わせて街中を撮影してきました。下に作例もいくつか用意しているので、写真とともにAF-S NIKKOR 105mm f/1.4E EDの素晴らしさを感じてもらいたいです!

レンズ性能

商品名 AF-S NIKKOR 105mm f/1.4E ED
発売日 2016年8月26日
フルサイズ対応
タイプ 大口径中望遠単焦点レンズ
焦点距離 105mm
フォーカス AF/MF
開放F値 F1.4
絞り羽根枚数 9枚
レンズ構成 9群14枚
最短撮影距離 1m
画角 23.1度
最大撮影倍率 0.13倍
手ブレ補正機能
防塵・防滴構造
フィルターサイズ 82mm
最大径 94.5mm
長さ 106mm
重さ 985g
価格 18万円(実売価格・2018年2月現在)

 
中望遠単焦点レンズには純正ニコンのものからサードパーティまで様々なレンズがラインナップされています。

同じ価格帯ながらも約600gと軽量なAF-S NIKKOR 85mm f/1.4G、開放F値は1.8だけど価格帯は約1/3で重量も約350gと軽いAF-S NIKKOR 85mm f/1.8G、純正に全く引けを取らないほどの画質とF値を持つSIGMA 85mm F1.4 EX DG HSM、手ブレ補正機能を持ち安心感を与えてくれるTAMRON SP 85mm F/1.8 Di VC USD。どのレンズも性能が高いです。また筆者はTAMRON SP 85mm F/1.8 Di VC USDを愛用していて、手ブレ補正にはお世話になっていました。

AF-S NIKKOR 105mm f/1.4E EDはほかの中望遠単焦点レンズと比べると大きく、重く、そして高価格です。カメラを初めて持った人にとてもオススメできるようなレンズではありません。しかし、それらのデメリットをすべて無にしてくれるような、ニコンの技術を凝縮させた最高のポートレートレンズとして現在君臨しています。

実際にカメラショップへ行って、その人気っぷりを強く感じました。発売して1年半経つのに、品切れの店が多い! 購入できたお店の店員から聞いたところ、「D850と組み合わせて使いたいというお客様が多い」ことと、「2018年2月28日までニッコールレンズキャッシュバックキャンペーンを開催している」ことが大きな要因ではないかとのことです。筆者もですが、ニコンユーザーがAF-S NIKKOR 105mm f/1.4E EDを目指してしまうのは仕方のないことなのでしょうか……。

D850+AF-S NIKKOR 105mm f/1.4E ED 開封

D850+AF-S NIKKOR 105mm f/1.4E ED
すぐにでも使いたいと感じ、街中ですぐ開封しました。このカメラのドキドキ感、抑えられなかったです。



D850+AF-S NIKKOR 105mm f/1.4E ED
まずはレンズ本体。長くはありませんが、非常に太いです。



D850+AF-S NIKKOR 105mm f/1.4E ED
レンズフードです。こちらも太みを感じます。



D850+AF-S NIKKOR 105mm f/1.4E ED
D850と組み合わせてみました。手前は愛用するTAMRON SP 24-70mm F/2.8 Di VC USD G2です。こうして見ると、それほど大きくないような気もしますが、そもそもD850とTAMRON SP 24-70mm F/2.8 Di VC USD G2の組み合わせで約2キロとヘビーです。



D850+AF-S NIKKOR 105mm f/1.4E ED
しかし持ってみると、意外にも太くて持ちやすいです。D850のチルトモニターを使った持ち上げ撮影にも十分対応できると感じました。

D850+AF-S NIKKOR 105mm f/1.4E ED 早速レビュー

D850+AF-S NIKKOR 105mm f/1.4E ED 作例
D850+AF-S NIKKOR 105mm f/1.4E ED f1.4 1/640 ISO80

中野の街並みを少し撮影してみました。撮影はすべて開放F1.4で撮影しています。

まず撮影してすぐに感じたことは、静かだけど非常に早いAF。そして撮影した写真を見てすぐに感じた、開放からピントのあったところの解像力と、美しいボケ



D850+AF-S NIKKOR 105mm f/1.4E ED 作例
D850+AF-S NIKKOR 105mm f/1.4E ED f1.4 1/640 ISO80
手前も奥も、キレイにボケてくれます。



D850+AF-S NIKKOR 105mm f/1.4E ED 作例
D850+AF-S NIKKOR 105mm f/1.4E ED f1.4 1/3200 ISO80
ほかにも街を撮影しようと思ったとき、該当の上にいる鳩を発見。ちょっと距離がありましたが、撮影してみました。

D850+AF-S NIKKOR 105mm f/1.4E ED 作例
そして、Lightroomで鳩の部分をトリミングしてみたところ、羽の部分がすごく美しく描写されていて驚きました。頭や足が少しボケている感じはありますが、思いっきりトリミングしているので、D850との組み合わせのすごさを感じました。



D850+AF-S NIKKOR 105mm f/1.4E ED 作例
D850+AF-S NIKKOR 105mm f/1.4E ED f1.4 1/3200 ISO80

D850+AF-S NIKKOR 105mm f/1.4E ED 作例
Lightroomでトリミング



D850+AF-S NIKKOR 105mm f/1.4E ED 作例
D850+AF-S NIKKOR 105mm f/1.4E ED f1.4 1/8000 ISO80

D850+AF-S NIKKOR 105mm f/1.4E ED 作例
Lightroomでトリミング

しっかりと構えてブレないように撮影できれば、200mm相当の望遠レンズはいらないのでは!? いやさすがにそれは言い過ぎですが、D850とAF-S NIKKOR 105mm f/1.4E EDの組み合わせは半端ないです。以下、D850とAF-S NIKKOR 105mm f/1.4E EDでの作例をいくつかアップしましたので、参考に見てみてください。

D850+AF-S NIKKOR 105mm f/1.4E ED 作例

D850+AF-S NIKKOR 105mm f/1.4E ED 作例
D850+AF-S NIKKOR 105mm f/1.4E ED f1.4 1/640 ISO80

D850+AF-S NIKKOR 105mm f/1.4E ED 作例
D850+AF-S NIKKOR 105mm f/1.4E ED f1.4 1/640 ISO80

D850+AF-S NIKKOR 105mm f/1.4E ED 作例
D850+AF-S NIKKOR 105mm f/1.4E ED f1.4 1/640 ISO80

D850+AF-S NIKKOR 105mm f/1.4E ED 作例
D850+AF-S NIKKOR 105mm f/1.4E ED f1.4 1/320 ISO80

D850+AF-S NIKKOR 105mm f/1.4E ED 作例
D850+AF-S NIKKOR 105mm f/1.4E ED f1.4 1/3200 ISO80

D850+AF-S NIKKOR 105mm f/1.4E ED 作例
D850+AF-S NIKKOR 105mm f/1.4E ED f1.4 1/4000 ISO80
 
D850+AF-S NIKKOR 105mm f/1.4E ED 作例
D850+AF-S NIKKOR 105mm f/1.4E ED f1.4 1/4000 ISO80

まとめ

まだ街中をちょこっとしか撮影していないのですが、買って良かったと大満足してしまっています。特に報道・イベント取材などでは利用価値は皆無ではないかと購入前は考えていて、ポートレートのためだけのレンズだと割り切って使用するつもりでした。ところが鳩写真を見れば感じてもらえると思いますが、かなりトリミングしてもしっかりと解像していることが分かりました。もう少し絞って撮影すれば、あとはトリミングでなんとでもなる……と感じてしまいました。それくらい、素晴らしい解像力です。

早く、本領発揮できるポートレート撮影がしてみたいです。

だい

コスプレからフィギュア、痛車、さらにはステージイベントなど自称日本一オタクベイントの取材を行うライター。年間100件以上のイベント取材、海外へは月1ペースで行っています。
愛用カメラは富士フイルムとニコン。
Twitter: https://twitter.com/nandakaomo
サイト: http://zakuzaku911.com/

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