カメラ好きも抑えたい旅が登場した「鉄旅オブザイヤー2017」授賞式をレポート

2018/02/7  by だい

2018年2月7日(水)に、埼玉県さいたま市にある鉄道博物館「てっぱくホール」にて第7回「鉄旅オブザイヤー2017」授賞式が開催されました。

第7回 鉄旅オブザイヤー 授賞式
鉄旅オブザイヤー」は、鉄道旅行の活性化を目的に、オリジナリティあふれる魅力的な国内の鉄道旅行商品を表彰するアワード。旅行会社部門と一般部門があり、それぞれユニークで夢のある旅行商品が発表されました。

第7回 鉄旅オブザイヤー 授賞式
司会は鉄道BIG4としてテレビで活躍するダーリンハニー吉川正洋さんと女子鉄アナウンサーの久野知美さん。2時間半に及んだ鉄道イベントを写真とともに振り返ります。

旅行会社部門 受賞作品の発表

第7回 鉄旅オブザイヤー 授賞式
旅行会社部門では16社から114作品が応募され、一次審査と二次審査を経て各賞5作品が選出。「鉄旅オブザイヤー」会場では、その5作品のプレゼンテーションが行われました。



第7回 鉄旅オブザイヤー 授賞式
最初にプレゼンを行ったのは、株式会社読売旅行の西島康敬さん、土屋重治さん、黒澤祟さんによる「出発進行! 読売旅行貸切 銚子電鉄七夕列車と銚子・夏のおもてなし」。銚子電鉄のローカル線を使った、銚子の海産物だけではない魅力的な名産なども交えてのプレゼンを行いました。



第7回 鉄旅オブザイヤー 授賞式
次のプレゼンは、クラブツーリズム株式会社の増成宜迪さんによる「中国鉄道コンチェルト 第5楽章 山口DC特別企画〜“篠目の奇跡”の目撃者となる。懐かしき客レでめぐる西日本セレナーデ〜3日間」。JR西日本とタイアップした西日本2泊3日の旅で、2018年3月に廃止となる秘境ローカル線・三江線など、カメラ好きなら行って撮影したくなるスポット訪問など盛りだくさん。



第7回 鉄旅オブザイヤー 授賞式
次は、クラブツーリズム株式会社の大塚雅士さんによる「通常は運行していない貨物線も走行! 〜お座敷列車「宴」利用 東京・神奈川・千葉の1都2県貸し切り列車でぐるり周遊・日帰りの旅」を紹介。通常は乗ることができない貨物線を走る商品として人気に火がつき、600人のキャンセル待ちが発生しました。



第7回 鉄旅オブザイヤー 授賞式
4つ目のプレゼンは、京王観光株式会社の鈴木伸ニさんが紹介した「サンライズ出雲で行く 懐かしの京王線車両を尋ねる 奥出雲路の旅 一畑電車・絶景おろち号・廃線間近 三江線と世界遺産 石見銀山 4日間」。
一畑電車で活躍中の京王5000系を貸切るといった鉄っちゃんにも魅力的ですが、石見銀山といった撮影スポットの魅力もある商品。



第7回 鉄旅オブザイヤー 授賞式
最後は、株式会社日本旅行の高橋賢さん、花村彩さんが紹介した「赤い風船45周年 JR東日本×JR西日本×日本旅行共同企画 団体貸切! 北陸新幹線で行くJapanese Beauty Hokuriku〜日本の美は北陸にあり〜」。北陸新幹線を貸切利用した、石川・富山・福井の北陸三県の魅力を存分に楽しめるプランです。



第7回 鉄旅オブザイヤー 授賞式
5作品の中からグランプリに選ばれたのは、「通常は運行していない貨物線も走行! 〜お座敷列車「宴」利用 東京・神奈川・千葉の1都2県貸し切り列車でぐるり周遊・日帰りの旅」。貨物線をお座敷列車が走るという夢企画に加え参加者が殺到したという実績もあり、審査員に大好評でした。

第7回 鉄旅オブザイヤー 授賞式
普通では見ることができない撮影スポットが数多くあるので、筆者は鉄っちゃんだけでなくカメラ好きにもたまらない商品だと感じました。

アマチュア部門 ベストアマチュア賞の発表

第7回 鉄旅オブザイヤー 授賞式
アマチュア部門のベストアマチュア賞では、吉田直哉さんが企画した「じゃんけんに負けたら強制下車★山陰本線でめざせ! 途中下車の達人」。

第7回 鉄旅オブザイヤー 授賞式
タイトルからチャレンジングな香りがしますが、予測不可能なイベント性のあるユニーク企画として審査員から好評でした。



第7回 鉄旅オブザイヤー 授賞式
また、準アマチュア賞として入江千恵子さん企画の「【選べる出発・帰着】インスタ映えスポットも満載! 良縁祈願・出雲大社と人気列車で巡る山陰の旅」と佐藤仁美さん企画の「ムスリム旅行者も安心、鉄道で行く日光・鬼怒川の旅」の2作品が選ばれました。

著名人のイチオシ“鉄道インスタ”を発表

第7回 鉄旅オブザイヤー 授賞式
吉川さん、久野さんに加えて、鉄っちゃんのホリプロマネージャーとしてテレビで活躍する南田裕介さんによる鉄道トークも行われました。テーマは、「インスタ映え」する鉄道写真“鉄旅インスタ”。

第7回 鉄旅オブザイヤー 授賞式
第7回 鉄旅オブザイヤー 授賞式
久野さんは、「色んな角度から鉄道写真を切り取る」「駅名看板やかわいい系のフォントを入れる」「人物を入れ込んで“旅感”を演出」「鉄道系グルメも抜かりなく、オシャレに」「カラフルは最強」の5つのおすすめポイントを発表し、実際にインスタに投稿した写真を紹介。



第7回 鉄旅オブザイヤー 授賞式
吉川さんは、機関車の後ろに富士山を入れる「機関車富士」や、インパクトある日本一長い駅名「長者ヶ浜潮騒はまなす公園前駅」、「ラーメン」表記が逆になっている看板など、つい気になってしまうようなスポットの写真を紹介。



第7回 鉄旅オブザイヤー 授賞式
南田さんは久野さんの紹介した5つのおすすめポイントを実践。「クロロホルム専用」「ウイスキー専用」と気になる文字が見える車両を多数紹介。黒い車両の写真が多いと吉川さんに突っ込まれるシーンもあり、来場者の笑いを誘いました。

まとめ

第7回 鉄旅オブザイヤー 授賞式
受賞者や主催者らによる記念撮影 バックはキハ11形式気動車

すぐにでも行きたくなるような鉄道作品の数々が飛び出した「鉄旅オブザイヤー」。鉄道を撮影することが好きな鉄っちゃん…… 撮り鉄だけでなく、風景を愛するカメラ好きの方にも、魅力的に感じたのではないでしょうか。筆者は都会にありながらも通常では見ることができない景色も楽しめる「通常は運行していない貨物線も走行! 〜お座敷列車「宴」利用 東京・神奈川・千葉の1都2県貸し切り列車でぐるり周遊・日帰りの旅」や、近々廃線となる路線を使った西日本の旅「中国鉄道コンチェルト 第5楽章 山口DC特別企画〜“篠目の奇跡”の目撃者となる。懐かしき客レでめぐる西日本セレナーデ〜3日間」に参加したくなりました。

2018年は、旅行会社がどんな商品を生み出してくれるか。今から楽しみですね!

その他写真レポート

第7回 鉄旅オブザイヤー 授賞式
第7回 鉄旅オブザイヤー 授賞式
第7回 鉄旅オブザイヤー 授賞式
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第7回 鉄旅オブザイヤー 授賞式
第7回 鉄旅オブザイヤー 授賞式
第7回 鉄旅オブザイヤー 授賞式

だい

コスプレからフィギュア、痛車、さらにはステージイベントなど自称日本一オタクベイントの取材を行うライター。年間100件以上のイベント取材、海外へは月1ペースで行っています。
愛用カメラは富士フイルムとニコン。
Twitter: https://twitter.com/nandakaomo
サイト: http://zakuzaku911.com/

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