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フジカメラ2台持ち&単焦点レンズのみでコスプレイベントに参加してみよう in 富士コス
2017/11/27 by だい
新年あけましておめでとうございます! イベント取材メインで活動しているオタクライター・だいです。
2017年12月末、3日間「コミックマーケット93」が開催されました。オタクライターとしては、もちろん取材を敢行しましたよ。
同人誌や各企業の物販などがありますが、カメラメディアとしては日本一と言ってもいい規模のコスプレを撮影しなきゃ年を越せないですよね! というわけで、1日目〜3日目のコスプレ写真を、撮影したカメラ機材とともに紹介したいと思います。
雲一つない快晴となったコミケ1日目。とはいえ、10度以下の気温で非常に寒い環境でした。
今回用意したカメラは、高画素機として2017年9月に発売されたニコン「D850」。そしてレンズはシグマのArtシリーズ「35mm F1.4 DG HSM」です。撮影場所は主にエントランスエリア(コミケ会場の東京ビッグサイト正面入り口)です。
「シュタインズ・ゲート」牧瀬紅莉栖のコスプレです。中国・上海から参加した芝麻TOKAさん(@Toka_030)です。ここ数年、コミケには多くの中国人のコスプレイヤーが参加していて、そのクオリティの高さに大行列ができることも多いです。
プレミアムフライデーさんもいらっしゃいました。
「Fate/Grand Order」より、山の翁。カッコイイですね〜!
実は筆者、コミケのコスプレエリアの中で最も好きな場所がエントランスエリアで、毎回ここを中心に撮影をしています。その理由は、逆三角形をバックに撮影できるからです。「コミケらしいコスプレ写真」を撮りたいなら、逆三角形をバックに入れたくなります。
持論ですが、コミケで最も良いレンズはフルサイズ換算で焦点距離24mm〜50mmで撮影できるズームレンズだと思います。しかし、ボケた写真を撮影したくなるので、単焦点レンズも使いたくなります。そんな時は、「35mm F1.4 DG HSM」フルサイズ換算で35mmがベストかと思います。
実は、「35mm F1.4 DG HSM」は昔から持っていたのですが、「D850」を使うようになって初めて利用しました。F1.4の明るいレンズは、ボケ味を出したいのであれば外せないレンズですね。
1日目と同じく快晴&寒い環境だったコミケ2日目。用意したカメラは富士フイルム「X-Pro2」と「X-T2」の2台です。「X-Pro2」にはフルサイズ換算で焦点距離が35mmとなる単焦点レンズ「フジノンレンズ XF23mmF1.4 R」、「X-T2」にはフルサイズ換算で85mmとなる単焦点レンズ「フジノンレンズ XF56mmF1.2 R」を装着しました。
今回、カメラ2台持ち&中望遠単焦点レンズを使用した理由は、数年前からオープンしたコスプレエリア・防災公園で利用したいと感じたからです。
X-Pro2+フジノンレンズ XF23mmF1.4 R
X-T2+フジノンレンズ XF56mmF1.2 R
『アイドルマスター シンデレラガールズ』依田芳乃のコスプレ。コスプレイヤーはまやさん(@mslllove2525)です。エントランスエリアで両方のカメラ・レンズを使った場合、中望遠レンズでは上半身がギリギリですね。
あまり広くは使えないので、広角の単焦点レンズのほうが撮影に幅が出ると思います。
エントランスエリアから防災公園へ移動しました。まずは「白雪姫」のコスプレをしていたユリコ・タイガーさん(@YURIKOTIGER)です。広角の単焦点レンズで撮影しましたが、広大な場所を活かしたいのであればフルサイズ換算35mmという焦点距離はベストかなと思います。どんなイベントでもコスプレ撮影であれば1本は入れておきたいです。
ここからは中望遠単焦点レンズを使用。こちらは『冴えない彼女の育てかた』澤村・スペンサー・英梨々のコスプレです。
こちらも同じ『冴えない彼女の育てかた』より加藤恵のコスプレです。広々とした環境なので、ポートレート用の中望遠単焦点レンズでも使いやすいです。
『賭ケグルイ』より蛇神夢子。人気コスプレイヤー・えなこさん(@enako_cos)です。今回のコミケで最も囲みが大きかったと思います。
中望遠単焦点レンズで撮影しましたが、正直距離が足りていなかったので、写真はトリミングしています。とはいえ、「X-T2」と「フジノンレンズ XF56mmF1.2 R」の組み合わせであれば、これくらいは問題ありません……!
防災公園へ行ったのは今回が初めて。広々とした環境でまったりと撮影するのであれば防災公園が最高だと感じました。一方で、防災公園で発生する有名コスプレイヤーの囲みは非常に大きく、中望遠レンズではやや足りないですね……。
3日間で最も寒かった、コミケ最終日。昼からは雨が降り、寒さだけでなく、ずぶ濡れ&滑る地面に悩んだ人も多かったのではないでしょうか。
3日目は防災公園がなく、またエントランスエリアは地面がタイルのため雨で滑りやすくなっていたので、東京ビッグサイト西館の屋上エリアを中心に撮影しました。
撮影カメラ&レンズは「D850」と「SP 45mm F/1.8 Di VC USD」。ここ最近の人物撮影では最も多く利用している組み合わせです。
『ドラゴンクエスト11』ベロニカのコスプレ。Camoorでも度々特集記事を書かせていただいている、ボブリシャスさん(@boblicious777)です。
『Re:ゼロから始める異世界生活』レムのコスプレをチャレンジしていた、中国の人気コスプレイヤー・小柔SeeUさん(@seeu_cosplay)です。
『アズールレーン』イラストアリスのコスプレです。この屋上ではバックに逆三角形も入れることができるので、コミケらしいコスプレ写真が撮影できます。
こちらは企業の一迅社ブースのコンパニオンで、『ヲタクに恋は難しい』桃瀬成海と二藤宏嵩のコスプレです。実は好きな作品で、前からコスプレ撮影したいと思っていたカップルです。
レンズについて、1日目に利用した「35mm F1.4 DG HSM」と比べると1段階暗いのですが、45mmという絶妙(微妙?)な焦点距離なのでボケ具合はそれほど変わらない&手ブレ補正で撮影ミスが減るというメリットがあります。そしてフィーリングですが、カメラを構えたときにレンズを持ちやすいのもGOOD。
3日間のコミケコスプレ写真、いかがだったでしょうか。毎回カメラやレンズを変えて撮影しましたが、それぞれにメリットがあるので、これが1番と決めるのは大変かもしれません。例えば「D850」であれば高画素機を使ったクッキリキレイな写真が撮影できる、富士フイルムであれば2台持ちであってもミラーレスなので軽く撮影が楽、など……。 とはいえ、コミケのコスプレエリアは年々変化していて、また魅力的なカメラやレンズが年々発売されているので、これがベスト! というカメラとレンズの組み合わせには巡り会えていません。
次回のコミケは2018年のお盆ごろ。どんなカメラ装備で挑もうかな〜。
コスプレからフィギュア、痛車、さらにはステージイベントなど自称日本一オタクベイントの取材を行うライター。年間100件以上のイベント取材、海外へは月1ペースで行っています。
愛用カメラは富士フイルムとニコン。
Twitter: https://twitter.com/nandakaomo
サイト: http://zakuzaku911.com/
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