- テクニック
被写界深度とは 〜初心者でもわかる撮影の基礎知識〜
2017/06/6 by 富竹次郎
こんにちは。富竹です。
雨の日は靴がびしょびしょになりますがカメラだけは守ります。
梅雨の季節ですが、雨の日、特に夜は被写体がいっぱいあるんです。
Canon EOS 6D, EF 100mm F2.8 Macro USM
早速一枚。
雨が降っているときより、上がりかけの弱い雨や、雨上がりくらいの状態がよいです。雨に濡れた地面やマンホール、横断歩道、タイルが街の明かりを反射して絵になるんです。
やり方はかんたん。中望遠レンズ、または標準ズームのテレ端で、水に濡れたところを接写する! 以上です。
Canon EOS 6D, EF 100mm F2.8 Macro USM
横丁の足元をパチリ。看板が水たまりに反射しています。
Canon EOS 6D, EF 100mm F2.8 Macro USM
アスファルトの荒々しいテクスチャーが出ていますね。光の反射がかっこいいです!
こういうとき、もともと何の看板なのかわかりやすすぎると萎えるので、ミステリアスにするのがコツです。
Canon EOS 6D, EF 100mm F2.8 Macro USM
黄色い看板が地面と、さらに建物の壁に反射! ダブル反射です。ローアングルで奥行きを見せるのもテクニックの一つです。
Canon EOS 6D, EF 100mm F2.8 Macro USM
最後は縦! 大きな水たまりだと、雨の水滴が落ちた波紋も少し写し取ることができました。
今回はとても簡単なテクニックです。濡れた地面を望遠で寄って撮るだけです。
案外簡単なテクニックながら、みなさんあまり撮らないもの。地面にも意外とたくさんの被写体が転がっています。
それでは、楽しいカメラライフを!
フリーのカメラマン。1988年生まれ。2010年より写真家・水谷幹治に師事し、純喫茶・ドヤ街・商店街など滅びゆく昭和をテーマに作品制作を行う。
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