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【X-T3レビュー】いい感じの色を固定するAWBロックが超優秀!AWBロックでコスプレ撮影
2018/09/27 by だい
こんにちわ、オタクライターのだいです。
2018年9月に発売された今年話題のカメラ2台、ニコンZ7と富士フイルムX-T3。両方を購入した筆者はそれぞれレビューを書きました。
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今回は、この2台を使用してポートレート撮り比べをしてみました。中望遠単焦点レンズ(フルサイズ換算で焦点距離85mm〜105mmくらい)と標準単焦点レンズ(フルサイズ換算で焦点距離約50mm)、被写体はCamoorで何度もモデルとして参加していただいている、ボブリシャスさん(@boblicious777)、ロケ地は千葉県成田市にある飛行機の見える公園「さくらの山公園」です。写真はすべてJPG撮って出しのものを、一部Lightroomで明るさを少し調整しています。
Z7では、マウントアダプターFTZを介してAF-S NIKKOR 105mm f/1.4E EDを装着、X-T3はXF56mmF1.2を装着しています。ホワイトバランスはそれぞれオート、Z7はピクチャーコントロールをオートに設定し、X-T3はフィルムシミュレーションをASTIA(ソフト)に設定しています。
Z7+FTZ+AF-S NIKKOR 105mm f/1.4E ED
X-T3+XF56mmF1.2
JPG撮って出しをしたところ、Z7が暖色寄り、X-T3は寒色寄りになっていました。どちらもホワイトバランスはオートにしていたので、合わせるなら微調整(またはrawで現像など)が必要かもと思ったり。好みが分かれてくる部分ではあるのですが、個人的にはX-T3のほうが撮って出しの色が好きです。
どちらも開放で撮影していて、ボケ具合でいうならZ7のほうが強いのですが、被写体の解像力も見事だと感じました。さすが「三次元的ハイファイ」レンズです。しかしXF56mmF1.2もキレイなボケをしていて、被写体の解像力も高く感じます。
Z7+FTZ+AF-S NIKKOR 105mm f/1.4E ED
X-T3+XF56mmF1.2
Z7+FTZ+AF-S NIKKOR 105mm f/1.4E ED
X-T3+XF56mmF1.2
Z7+FTZ+AF-S NIKKOR 105mm f/1.4E ED
X-T3+XF56mmF1.2
Z7+FTZ+AF-S NIKKOR 105mm f/1.4E ED
X-T3+XF56mmF1.2
撮影は顔認識AFを使用(富士フイルムはさらに瞳AFも併用)して撮影しています。どちらも顔にピッタリとフォーカスが当たっていて、迷うことはありません。どちらも新型となって、AFの力は格段に上がっていると断言できます。
Z7では、マウントアダプターFTZを介してシグマ50mm F1.4 EX DG HSMを装着、X-T3はCarl Zeiss Touit 1.8/32を装着しています。どちらもサードパーティであり、一方はArtではない旧式のレンズ、一方はカールツァイスブランドのレンズです。
Z7+FTZ+50mm F1.4 EX DG HSM
X-T3+Carl Zeiss Touit 1.8/32
富士フイルム用カールツァイスの色乗りやボケ味は本当にすごいなぁと思います。ポートレートにおいてCarl Zeiss Touit 1.8/32は最高の選択肢だと思います。一方ニコンも10年前かつ中古3万円以下で購入したレンズであることを考えると、素晴らしい解像度だと思います。ただ、Artシリーズだったら……とも思う部分はありました。
Z7+FTZ+50mm F1.4 EX DG HSM
X-T3+Carl Zeiss Touit 1.8/32
Z7+FTZ+50mm F1.4 EX DG HSM
X-T3+Carl Zeiss Touit 1.8/32
Z7+FTZ+50mm F1.4 EX DG HSM
X-T3+Carl Zeiss Touit 1.8/32
今回の標準単焦点レンズはどちらもサードパーティ製で、純正ではないレンズでのAFの速度が気になる部分でしたが、どちらも爆速といっていい速さです。また、両レンズ共に顔認識AFはしっかりと機能していました。今後ファームウェアでどうなるか心配ではありますが、少なくとも現状ではZ7にマウントアダプターを介してシグマのレンズをつけた場合は今までの一眼レフカメラと大差はないと考えていいです。
フルサイズとAPS-Cの違い、フルサイズ換算での焦点距離の微妙な違いや開放F値の違いなどがあるので、どちらかというと主観での比較になってしまいますが、撮って出しの場合、富士フイルムでのポートレートはベストチョイスだなぁと感じました。ニコンは良くない……というわけではなく、実写では解像感が良く、ボケもキレイ。手ブレ補正のことなどを考えると安心感もあります。rawでの現像を前提で考えるのであれば、Z7のほうが良いと思います。
Z7は何より軽量さ、コンパクトさ、操作感は自分が持ったことのあるカメラの中でダントツで一番良いと思っています。あとは所有しているレンズがシグマのArtシリーズであれば……。
千葉県成田市にある「さくらの山公園」は成田空港滑走路に隣接しており、離陸する飛行機を間近で見ることができました。さくらの山公園に来て知ったのですが、飛行機が離陸するポイントは一定ではなく様々。滑走路ギリギリで離陸する飛行機は迫力満点です! 巨大な機体を空に運ぶジェットエンジンの音は腹に響いてきます。
また、日中と日没後は別の表情を楽しめます。飛行機の機体を撮影したい方には日中がオススメです。日没後は滑走路の「航空灯火」が息を呑む美しさです! 私は開園時間の許す限りさくらの山公園に滞在したいですね。
ロケ日は平日の夕方でしたが、公園には巨大な望遠レンズを持った航空ファンが多く来園されていました。週末になると他府県の方々も飛行機見学で来られるそうです。
さくらの山公園までは成田空港第二ターミナルからタクシーに乗り片道約1,800円。JR成田駅、京成成田駅、成田空港からバスでもアクセス可能ですが、本数が少ないので要注意です。
航空ファンかつカメラ好きの方々には確実に楽しめる公園です! 日本の玄関口「成田空港」を背景に写真を撮影してみませんか?
住所:
千葉県成田市駒井野字山ノ台1338-1
アクセス:
コミュニティバス利用
成田市役所「コミュニティバス(津富浦ルート)」に乗車、「さくらの山公園」下車
※乗車料金:大人200円、子供100円
JRバス利用
JR成田駅「JRバス(三里塚・多古・八日市場行)」に乗車、「法華塚」下車徒歩25分
開園時間:
6:00〜23:00
入園料:
無料
アフリカ・ザンビア育ち。お酒とネトゲをこよなく愛するトリリンガル・コスプレイヤー。
公式LINEブログ:ボブリシャスオフィシャルブログ
コスプレからフィギュア、痛車、さらにはステージイベントなど自称日本一オタクベイントの取材を行うライター。年間100件以上のイベント取材、海外へは月1ペースで行っています。
愛用カメラは富士フイルムとニコン。
Twitter: https://twitter.com/nandakaomo
サイト: http://zakuzaku911.com/
Webディレクター兼編集者、たまにライター。愛機はSONY α7Ⅱ。ミラーレスなのにフルサイズ機なところがお気に入り。
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