- コラム
【外観編】Canon EOS 6D MarkⅡ レビュー
2017/08/31 by KMD
前回の外観編に続きまして、今回はCanon EOS 6D MarkⅡの機能面のレビューになります。
関連記事:【外観編】Canon EOS 6D MarkⅡ レビュー
早くも、使い始めて約1ヶ月。
改めて、6D MarkⅡの良いところとイマイチなところが見えてきたので、徹底レビューしていきます。
カメラの持ち心地はとても良いです。
重量が軽いので長時間持ってても疲れず、グリップ部も深めなのでしっかりとホールドできます。
僕の場合、ストラップをピークデザインのハンドストラップにしており、より持ちやすくなるように工夫しています。
6D MarkⅡは非常に軽量ボディかつ7D、5Dと比べてサイズも小さいので持ち運びは苦じゃありません。
フルサイズ対応のレンズは必然的に大きくなってしまうので、たくさんのレンズを持ち運ぶ方は携帯性は悪くなってしまいますが、前回レビューした撒餌レンズとの組み合わせの携帯性は素晴らしいものです。
関連記事:Canon 50mm F1.8 撒餌レンズ レビュー
みなさんが一番気になるのは画質ですよね。
一言で言うならば、「さすがフルサイズ」といった画質です。
透き通るようにその瞬間の空気感を收めたような写真が撮れます。
しかしながら6D MarkⅡの描写性能に関しては、賛否両論のようです。
一部話題となっているのは「高感度(暗部)には強いが、低感度でノイズが入りやすい」という点です。
僕の場合、レタッチ時にわざとノイズを入れてしまうので、そこまで気にならない部分ではありますが、たしかに低感度撮影の場合だとなぜかノイズが入りやすい傾向にあります。
(実際の実写レビューは、別記事「実写編」にてご紹介いたします。)
こちらもみなさん気になる部分ですよね。
6D MarkⅡのファインダー視野率は98パーセント。100パーセントとはいかないものの、今まで使用してきてあまり気になっていません。
時々、撮影後に「あれ、ファインダーで見た絵よりもちょっと広い……?」って思う時がありましたが、慣れてきたのか感じなくなってきました。
オートフォーカス性能に関してはクロス測距 最大45点となっております。
今時のミラーレスカメラと比べると少ない測距点数と感じるかと思いますが、フルサイズ一眼レフということと、Canonの前モデルよりもパワーアップしているので正常進化と言えます。
しかし6D MarkⅡには思わぬ落とし穴があります。
それは、測距エリアが狭い問題です。
上記の画像の通り、6D MarkⅡはファインダー中央部にフォーカスエリアが集中しています。
つまり、ファインダー越しに撮影するときは被写体が中央部にいなければフォーカスが合わないということです。
(意図的に画面端の方にフォーカスを合わせたい場合は、バリアングル液晶でタッチパネルを活用することでフォーカスを合わせることが可能です。)
タッチパネルなので、触ってカンタン操作。
もちろんピンチイン・ピンチアウトで拡大縮小が可能。
グリッと回転します。
フルサイズボディにバリアングルってどうなの?? って声もちらほらと耳にしますが、僕はバリアングル液晶こそが6D MarkⅡの目玉機能だと思っています。
6D MarkⅡのバリアングル液晶は、発色・輝度共に素晴らしいです。
ライブビューモードの場合はタッチスクリーンでフォーカスを定めることができるため、ファインダーでは捕らえられなかった端っこにある被写体も、バッチリ捉えることが可能になります。
タッチパネル搭載なので、スマホのように直感的に操作が可能になります。
撮った写真の拡大・縮小も、ピンチイン・アウトできるためとても便利な上に、操作スピードも向上します。
全体的に満足度の高い機種となっており、画質や携帯性は十分だと感じました。
バリアングル液晶を搭載しているので、スチルだけでなく動画も撮影してみたい方にはベストな選択肢ではないでしょうか。
実際に仕事で活用しておりますが、今の所不便だなと感じた点は特にありません。強いて言うならば「シンクロ接点」が付いていない点です。ライティング撮影する場合は、ホットシューアダプタが必須になりますので、忘れずに持っていく必要がありますね。
詳しい描写性能に関しては次回の「実写編」にて解説していきます。
みなさん良いカメラライフを!
キヤノン デジタル一眼レフカメラ「EOS 6D Mark II」ボディ EOS6DMK2
1992年生まれ。マジシャンを経て、グラフィックデザイナーへ転身。
趣味は写真とガジェット集め。
愛用機はCanon EOS 6D MarkⅡである。
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