極上のカメラに出会えた!Z7とZマウントレンズ、マウントアダプターFTZ+Fマウントレンズレビュー

2018/09/3  by だい

ニコンファンミーティング2018
Z7+マウントアダプター FTZ+AF-S NIKKOR 85mm f/1.4G

9月1日に東京・ベルサール渋谷ファーストB1Fホールにて、株式会社ニコンイメージングジャパンが主催する「ニコンファンミーティング2018」が開催されました。前回、ニコンファンミーティングの様子とともに、ニコン初となるフルサイズミラーレスカメラZ7のハンズオンレビューを書きましたが、Z7で撮影したデータをいただけましたので、Z7の作例を紹介していきます。

関連記事:感動しっぱなしだった!ニコンZ7レビュー ニコンミーティングで触ってきた

Z7+NIKKOR Z 24-70mm f/4 S作例

高画素機“Z7”にも耐えうる描写力を持つ、ナノクリスタルコート採用の高性能な常用標準ズームレンズNIKKOR Z 24-70mm f/4 S。ボタンレスの沈胴式ボディーで、約500gと軽量で持ち運びが便利なレンズです。すでにZ7を予約している筆者ですが、こちらのレンズも予約しています。

ニコンファンミーティングにあった撮影ポイントにて、Z7とNIKKOR Z 24-70mm f/4 Sで撮影。今回は少し駆け足だったことと、ついにZ7で撮影できるとテンションが上がってしまったため、撮影写真はすべて開放F4で撮影しています。

ニコンファンミーティング2018
ニコンファンミーティング2018
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上の作例はISO 160、シャッタースピードは1/100秒です。Lightroomで画像をチェックしたのですが、愛用するD850と同じく高画素感を感じます。

AFは迷うことなく速く、本当にニコンのカメラ? と感じました。素敵なレンズです。

ニコンファンミーティング2018
こちらの画像をトリミングしてみます。



ニコンファンミーティング2018
ニコンファンミーティング2018
ニコンファンミーティング2018
撮影写真を9分割しトリミングした写真になります。開放F4なのでボケている部分はありますが、解像度の高さを感じます。絞りをF8〜F10で撮影していたら……撮影し終わってから後悔しております。

Z7+NIKKOR Z 35mm f/1.8 S作例

次は、ナノクリスタルコート採用の大口径広角レンズNIKKOR Z 35mm f/1.8 Sです。焦点距離35mmというのは、取材時に筆者がよく使う距離でもあります。

ニコンファンミーティング2018
ニコンファンミーティング2018
ニコンファンミーティング2018
開放F1.8で撮影しました。ピントのあったところの解像度の高さと、なめらかなボケ味がすごく魅力的です。



ニコンファンミーティング2018
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トリミング写真も用意してみました。約4500万画素の力はさすがです……。D850でもこの高画素は体験できるのですが、カメラの重さによるブレやライブビュー時のAFの遅さと迷いがあって、失敗した写真が多々あったのですが、軽量化&手ブレ補正&ライブビューでのAFの速さで、より確実に高画素機の恩賜を得られるのではないかと思います。

Z7+マウントアダプター FTZ+AF-S NIKKOR 85mm f/1.4G作例

筆者を含め、数多くのニコンユーザーが気になっていたのが、マウントアダプターを使ってZマウントカメラにFマウントのレンズを使ったときのこと。ニコンファンミーティングでは、Fマウントのレンズを使った人物撮影コーナーがあり、こちらで撮影を行いました。

使用したのは、Z7とFマウントレンズを装着できるマウントアダプターFTZ、そして中望遠レンズAF-S NIKKOR 85mm f/1.4Gです。本当は筆者が愛用するAF-S NIKKOR 105mm f/1.4E EDを使いたかったのですが、人気のため使用できませんでした。

ニコンファンミーティング2018
まず、撮影して真っ先に感じたことは、AFの速さとピントの正確さ。D850でのライブビュー撮影と比べると、天と地ほどの差があると感じてしまいました。実際に同じレンズで同じ環境で同時に試したわけではないので感覚の話になってしまいますが、Z7+FTZのほうがかなり正確で機敏です。

そして撮影後の写真をチェックしましたが、肌のキメまで感じられるほどの解像度(被写体のモデルさんはすごく肌がキレイでした)。AF-S NIKKOR 85mm f/1.4Gの実力の高さもあると思いますが、その力を活かしきれているZ7とFTZは本当にすごいなと感じました。

ニコンファンミーティング2018
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ニコンファンミーティング2018
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ちなみにZ7での人物撮影は、顔認識AFを使って撮影。D850にも採用されている顔認識AFですが、最初に使ったときにイマイチと感じてしまい、それ以降一度も使うことがありませんでした。しかしZ7の顔認識AFはマジヤバイ
 


瞳AFがないから……とZ7に対して嘆いた人も多々いると思いますが、筆者としては顔認識AFがすごい優秀に感じて、大満足しています。

まとめ

Z7とZマウントレンズ、そしてマウントアダプターFTZのハンズオンレビューと作例レビューを書きましたが、いかがだったでしょうか。興味持ちましたか?

まず解像度ですが……会場で撮影した限りでは全く問題ありません。D850で高画素機には慣れているのですが、それに匹敵するいやさらなる解像度が加わっているのではないかと感じるほどです。

ただ撮影が終わって気づいたのですが、Z7の手ブレ補正のチェックのためにシャッタースピードを遅くしての撮影をしていなかったです。D850と同じ感覚で撮影してしまったので、すべて1/100秒……。ただ、撮影した写真のほとんどがピントが合っていたので、おそらく手ブレ補正が効いているんじゃないかな……と思います。

筆者はすでにZ7とレンズ、マウントアダプターを発表日当日に予約していますが、それは大正解だったと感じています。なんなら、Z6も買おうかと思っているくらいです。また、去年から使っていて満足していたD850に不満を感じてしまいました。それくらい、Z7は優秀です。

D850は解像度抜群の写真が撮れますが、Z7は解像度抜群の写真を”確実に”撮れます。取材活動など、撮影に対して時間との勝負の場合、この“確実に”撮れるということが重要になってくるので、Z7はまさに至極のカメラではないかと思います。

ああ、発売が楽しみだ……。

だい

コスプレからフィギュア、痛車、さらにはステージイベントなど自称日本一オタクベイントの取材を行うライター。年間100件以上のイベント取材、海外へは月1ペースで行っています。
愛用カメラは富士フイルムとニコン。
Twitter: https://twitter.com/nandakaomo
サイト: http://zakuzaku911.com/

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