【ニコンZ7レビュー】外観や機能、他社レンズ動作チェックまで2時間みっちりチェック

2018/09/28  by だい

ニコンフルサイズミラーレスZ7レビュー
こんにちわ、オタクライターのだいです。

ついに……ついにここからデジタルカメラの歴史が動きます!!! ニコンより、フルサイズミラーレスZ7が登場です!!! 2018年9月28日(金)に発売されたので、予約開始日と同時に予約したニコンユーザーが、お店へ受け取りに行きましたよ!

ニコンのフルサイズ一眼レフカメラD850持ちでありながら、初のニコンフルサイズミラーレスに惹かれて手を出してしまった筆者が2時間じっくりと触ってきましたので、まずは外観や機能など気になるポイントを中心にレビューしたいと思います。

ニコンZ7、開封の儀(ボディ)

ニコンフルサイズミラーレスZ7レビュー
購入したのは、Z7 24-70 + FTZマウントアダプターキットです。Z7に加えて、標準ズームレンズとなるNIKKOR Z 24-70mm f/4 S、そしてFマウントレンズが使えるマウントアダプターFTZのセットになります。



ニコンフルサイズミラーレスZ7レビュー
ニコンフルサイズミラーレスZ7レビュー
3つのカメラ機材がセットとなっているので、箱はとても大きいです!



ニコンフルサイズミラーレスZ7レビュー
ニコンフルサイズミラーレスZ7レビュー
ストラップや説明書などは今まで通りの感じはありますが、「Fマウントレンズをご使用の場合」といったZシステムならではのちょった注意書きが入っていました。



ニコンフルサイズミラーレスZ7レビュー
ニコンフルサイズミラーレスZ7レビュー
そしてついに本体のお目見えです……! 発売前から何度か触っていますが、ボディのみで改めて見ると「“ボディ”は小さいけど“マウント”は大きい」と感じました。コンパクトなのですが、迫力がすごくあります。



ニコンフルサイズミラーレスZ7レビュー
ニコンフルサイズミラーレスZ7レビュー
D850を並べてサイズ比較してみました。ボディだけで見ると、とんでもなく小さく見えます。上から見ても、厚みは半分以下になっているように見えます。

ニコンZ7、開封の儀(レンズ&マウントアダプター)

ニコンフルサイズミラーレスZ7レビュー
NIKKOR Z 24-70mm f/4 Sを取り出しました。おお、そんなに大きくないぞ! ただ、キャップが硬い……。



ニコンフルサイズミラーレスZ7レビュー
ニコンフルサイズミラーレスZ7レビュー
Z7にNIKKOR Z 24-70mm f/4 Sを装着しました! 個人的にはF2.8通しのレンズが欲しいのですが、現状Zマウントレンズにはまだないので、しばらくはこの組み合わせがベースになるかと思います。



ニコンフルサイズミラーレスZ7レビュー
ニコンフルサイズミラーレスZ7レビュー
ニコンフルサイズミラーレスZ7レビュー
こう見ると、すごくシンプルに感じますね。ニコンFマウントレンズだとゴールドな部分があったのですが、このレンズは白と銀色の文字なのでそう見えるのでしょうか。



ニコンフルサイズミラーレスZ7レビュー
レンズを装着したときのサイズ比較です。大きさの違いは明らかです。まあF4通しのレンズなので一概に比較というわけではありませんが……。



ニコンフルサイズミラーレスZ7レビュー
そして、ニコンFマウントレンズが使えるようになる“マウントアダプターFTZ”もあります。思ったよりも小さいです。



ニコンフルサイズミラーレスZ7レビュー
ニコンフルサイズミラーレスZ7レビュー
手持ちのレンズ、シグマ50mm F1.4 EX DG HSMを装着してみました。コンパクトなレンズなので、FTZがあってもすごく小さく見えます。

Z7を触ってみよう! 機能などをチェック

早速Z7を触ってみました!

ニコンフルサイズミラーレスZ7レビュー
まずはバッテリーを入れました。付属のバッテリーEN-EL15bはまだ充電していないので、D850用のEN-EL15aを入れることに。EN-EL15aであっても問題なく起動します

ちなみにモバイルバッテリーでは充電でき……る? やってみたのですが、正直なところよく分かりませんでした。



ニコンフルサイズミラーレスZ7レビュー
ホールド感を確認。グリップは深く、持ちやすさは従来と同等、もしくはそれ以上になったと感じますね。実際に、めちゃくちゃ持ちやすいです。大げさかもしれませんが、重さ0gなんじゃないかと思うほど(D850を持った後だとなおさら感じます)。またダイヤル部分が非常に使いやすく感じました。



ニコンフルサイズミラーレスZ7レビュー
ディスプレイはチルト式となっていて、下からのアングル撮影が楽そうです。

そして、気になるAFのチェックです。


NIKKOR Z 24-70mm f/4 SをつけてAFをチェックしました。暗い場面ではややピントが合わないなぁ……と感じたのですが、通常であればピントはしっかりと合います。AFも静かで、逆に気持ち悪さを感じてしまいました。



F7にFTZとシグマ50mm F1.4 EX DG HSMを組み合わせてAF確認しました。正直心配でしたが、全く問題ありません。もしかしたらD850よりもAFが早いかも? と感じました。



そして、ネットなどで話題になっていた「Z7はタムロンのレンズが使えない」という話を確かめるべく、タムロンのレンズを装着しました。その結果、SP 24-70mm F/2.8 Di VC USD G2SP 70-200mm F/2.8 Di VC USD G2ではエラーが出ました。



ただ、タムロンのレンズがすべてダメというわけではなくて、SP15-30mm F2.8 Di USDは動作することを確認しました。レンズによって使える・使えないものがあるので、ここは実際に試してみないと分からないかと思います。ちなみにシグマのレンズでも使えないものがありました。



ニコンフルサイズミラーレスZ7レビュー
D850でフル活用していたSP 24-70mm F/2.8 Di VC USD G2が使えないのは残念です……。ただこうなると予想してレンズキットを選びましたので、筆者の判断は正解だったかと。

サードパーティ製のレンズが使えないのは、Z7の致命的な欠点かと思いますので、ファームウェアで改善してくれることを願います。



ニコンフルサイズミラーレスZ7レビュー
さて、早速1枚、Z7とNIKKOR Z 24-70mm f/4 Sで撮影してみました。キレイにボケますね……。でも画質については元々期待していた通り。むしろ今回Z7でチェックしたかったのは、スマホへの転送についてです。

ニコンには、SnapBridgeという専用アプリを使うことで、簡単にスマホへ画像を転送することができます。実際に操作は簡単なのですが、筆者が持つD850では転送ミスが多く、かなり時間もかかってしまい、あまり使い物にならなかったです(ほかの人が持つD850ではそんなことない、と言われたので自分だけかもしれません)。

ただ、Z7については、画像を選択してからスマホへの転送がめちゃくちゃ早くなっている印象を受けました。Wi-Fi接続の場合はちょっと時間がかかるのですが、Bluetoothでの転送がもうホント早くて……。D850で不満だった転送問題、ほぼ解決したと言っていいです。



ニコンフルサイズミラーレスZ7レビュー
最後に、Z7の強みでもある、ボディ内手ブレ補正の確認です。上の写真は手持ち1/10秒で撮影したものですが、ブレていません。10枚ほど連写して、8枚はピントが合っている感じでした。



ニコンフルサイズミラーレスZ7レビュー
野外で手持ち1/15秒でポスターを撮影しました。こちらもブレていません。

基本1/100秒を上限に撮影している筆者としては、1/50秒以上であれば問題なく使えるな、とかなり期待できる結果になりました。

Z7+NIKKOR Z 24-70mm f/4 S 作例

少しだけですが、作例を少しアップします。まだまだ使いこなせていない部分もありますので、実写編として改めてレビューしたいと思います。
ニコンフルサイズミラーレスZ7レビュー
ニコンフルサイズミラーレスZ7レビュー
ニコンフルサイズミラーレスZ7レビュー
ニコンフルサイズミラーレスZ7レビュー

まとめ

予約開始時は、ニコンから満を持してフルサイズミラーレスカメラが発売される! と話題になったのですが、発売までの間に、キヤノンやパナソニックからフルサイズミラーレスが発表され、気づけば影の薄い感じになっていました。それだけでなく、XQDカードのみのシングルスロットだーとか、タムロンのレンズは使えないーとか、いろいろ言われていて、筆者も本気で購入を悩みました(筆者はほとんどタムロンレンズで揃えていました)。

正直不安を感じながらZ7を手にとったわけですが、実際に使ってみたら一気に快感を覚えました。軽くて持ちやすくて、操作しやすい。一瞬で虜になってしまいました。電源入れてから撮影し終わるまで、本当に気持ちがいいです。

とはいえ、サードパーティ製のレンズ問題は決して小さくありません。ファームウェアのアップデートで改善してくれることを願いますが、一方でZマウントのレンズを揃えたほうが幸せになるんじゃないかなとも感じています。

早く、大三元を出してください。待ってます。

関連記事:【ニコンZ7レビュー】1000枚撮影して感じたメリットとデメリット

Z7関連記事はこちらからどうぞ

だい

コスプレからフィギュア、痛車、さらにはステージイベントなど自称日本一オタクベイントの取材を行うライター。年間100件以上のイベント取材、海外へは月1ペースで行っています。
愛用カメラは富士フイルムとニコン。
Twitter: https://twitter.com/nandakaomo
サイト: http://zakuzaku911.com/

この記事を友達にシェアしよう!

関連記事

ランキング