- コラム
【香港旅】中一光学レンズで香港の街並みを撮影 X-Pro2+中一光学 SPEEDMASTER 35mm F0.95
2018/03/20 by だい
ついにF1以下を手に入れてしまった……。
こんにちわ、オタクライターのだいです。基本的に取材をメインにカメラを使っているため、趣味要素の強いレンズ(マニュアルのみのレンズ、オールドレンズなど)はあまり所有していないのですが、脅威の明るさとボケを持つ海外製レンズの誘惑に勝てませんでした……。中一光学の単焦点レンズ「SPEEDMASTER 35mm F0.95 II」、このレンズ、侮れません。
F1以下……F0.95という驚異的な開放値を持つ、フルサイズ換算50mmの標準的な単焦点レンズです。フルサイズ換算50mmの単焦点レンズといえば、各メーカーが発表するF1.8のレンズ(撒き餌レンズ)や、より解放できるF1.4のレンズが一般的です。
仕様 | |
---|---|
焦点距離 | 35mm(フルサイズ換算50mm) |
絞り範囲 | F0.95-F16 |
レンズ構成 | 8群11枚 |
絞り羽根枚数 | 9枚 |
最短撮影距離 | 0.35m |
全長 | 59.5mm |
重量 | 約440g |
フィルターサイズ | 55mm |
最大撮影倍率 | 0.13倍 |
フォーカス | マニュアルフォーカス |
マウント | フジフィルムX / ソニーE(APS-C) / キヤノンEOS-M |
価格 | 65,000円〜(実売価格・2018年1月現在) |
最大の特徴はF0.95という開放絞り値。まずF1以下のレンズがほとんど存在していないので、それだけで貴重な存在になります。それなのに価格は10万円以下! 絞り値と価格だけでも、魅力的だと感じませんか?
実は、過去にマイクロフォーサーズ用の「SPEEDMASTER 25mm F0.95」を利用していたことがあります。マイクロフォーサーズ装備の際に人物撮影でボケた写真を撮りたかったので、意外と利用していました。
開封の儀です。ちょっとオシャレなBOXにレンズが収納されて届きました。
富士フイルムのXマウント用のシルバーになります。
持ってみた感じは、それほど大きくはないのですが、意外とずっしりした重みを感じます。またほとんどが金属製で高級感あります。ちなみにレンズフードを付属していません(ライカ風フードが届くのを待っています)。
富士フイルムのレンズキットにも採用されている「フジノンレンズ XF18-55mmF2.8-4 R LM OIS」と比較しました。やや小さいですが、「SPEEDMASTER 35mm F0.95 II」のほうが約130g重いです。
富士フイルム「X-T2」に装着して、東京銀座の街並みを撮影してきました。
X-T2+SPEEDMASTER 35mm F0.95 II 絞り値はF0.95
X-T2+SPEEDMASTER 35mm F0.95 II 絞り値はF0.95
X-T2+SPEEDMASTER 35mm F0.95 II 絞り値はF0.95
すごくボケます! ボケについても、そこまでうるささは感じません。解像感についても不満はなし!
X-T2+SPEEDMASTER 35mm F0.95 II 絞り値はF0.95
X-T2+SPEEDMASTER 35mm F0.95 II 絞り値はF1.4
X-T2+SPEEDMASTER 35mm F0.95 II 絞り値はF2.8
X-T2+SPEEDMASTER 35mm F0.95 II 絞り値はF4
X-T2+SPEEDMASTER 35mm F0.95 II 絞り値はF8
絞りを変化させたときのボケ具合はこんな感じです。F0.95とF1.4はそれほど大きな差はない気もしますが……。
X-T2+SPEEDMASTER 35mm F0.95 II 絞り値はF0.95
久しぶりにマニュアルオンリーでの撮影だったのですが、街並みをゆっくり撮影する楽しさを感じました。マニュアルレンズを使った撮影のほうが、面白い写真撮れそう。
X-T2+SPEEDMASTER 35mm F0.95 II 絞り値はF0.95
X-T2+SPEEDMASTER 35mm F0.95 II 絞り値はF0.95
X-T2+SPEEDMASTER 35mm F0.95 II 絞り値はF0.95
X-T2+SPEEDMASTER 35mm F0.95 II 絞り値はF0.95
「SPEEDMASTER 35mm F0.95 II」のレビュー、いかがだったでしょうか。F0.95という脅威な明るさとボケは、唯一無二の写真が撮れると思います。マイクロフォーサーズ用だけでなく、フルサイズ用に「Speedmaster 50mm F0.95」も用意されているので、是非とも一度F1以下の世界を体感してみてください。ただし、メインレンズにするにはクセが強い気もするのでご注意を。
ちなみに個人的に最も効果を発揮すると思うのは、人物撮影などで背景をボカしたい場合や、手持ちでの夜景撮影など暗い場面だと思っています。ポートレートなどで、早く使ってみたいですね。
コスプレからフィギュア、痛車、さらにはステージイベントなど自称日本一オタクベイントの取材を行うライター。年間100件以上のイベント取材、海外へは月1ペースで行っています。
愛用カメラは富士フイルムとニコン。
Twitter: https://twitter.com/nandakaomo
サイト: http://zakuzaku911.com/
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