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曇り空を一発で晴空に!? デキるiOSアプリ#11「Enlight Quickshot」
2018/04/19 by KMD
みなさんこんにちはKMDです。
前回紹介したこちらの記事「テクスチャを撮影して、味付け素材としてレタッチに活用してみよう!」で、テクスチャを利用した合成写真を紹介しましたが、今回はその合成方法をご紹介いたします。
関連記事:テクスチャを撮影して、味付け素材としてレタッチに活用してみよう!
使用するのはこちらのアプリです。
「Enlight Photofox:Photo Editor」
あのEnlightシリーズの傑作アプリです。
その他のEnlightのアプリはこちらから
スマホでもレイヤーという概念が使用できるので、Photoshopの感覚でレタッチや合成が手軽にできてしまう便利なアプリです。
App名: Enlight Photofox:Photo Editor、デベロッパ: Lightricks Ltd.
https://itunes.apple.com/jp/app/enlight-photofox/id1191337894?mt=8&ign-mpt=uo%3D4
価格:無料(アプリ内課金あり)
それでは早速見ていきましょう。
このアプリの特徴は何と言っても「レイヤー機能」です。
レイヤーとは、写真の上や下に他の画像を重ねることができる機能のことを言います。
合成したり、レタッチする際に便利な機能となっています。
起動画面はこんなかんじです。
さっそくライブラリから編集したい写真を選んでいきます。
今回は、こちらの川の写真を使用します。
そして、この写真の上の階層のレイヤーにテクスチャ素材を貼り付けます。
やり方は簡単で、右上にある「+」ボタンをタップして、「Photo」をタップします。そして重ねたい写真をライブラリから選択するだけです。
すると、このように写真の上にテクスチャの写真が乗ります。
これがレイヤーという機能です。
では、このテクスチャのレイヤーを、下の写真が見えなくなるまで画像いっぱいまで拡大してみましょう。
2本指で拡大するようにピンチアウトします。
するとこのような感じで、下の写真を覆う事ができました。
次に、テクスチャレイヤーの「描画モード」を変更してみましょう。
描画モードとは、乗算やオーバーレイ、ソフトライトといった重ねがけする際の効果の事をさします。
ツールバー内の「Blending」を選択すると様々な描画モードを選択することができます。
その名の通り、かけ算という意味で、色と色が重なるとだんだん暗くなる画像処理のことをいいます。
例:白い画像を、カラフルな背景に乗算で掛け合わせると、白色は透明になります。
「覆う/重ね合せるという」意味のオーバーレイは、重ねられる下のレイヤーの画像の暗い部分はさらに暗く、逆に明るい部分はさらに明るく処理のことをいいます。
乗算は暗めに仕上がる処理なのに対し、オーバーレイは暗い部分と明るい部分がバランスよく表現できるため、鮮やかで明るい印象の画像が仕上がります。
例:人物の傘の部分が、乗算の時より白飛びし、アイコン部分も乗算の時よりも鮮やかで明るく仕上がります。
その他の描画モードに関しては、ぜひアプリ内で試してみて特徴を掴んでみてください。
描画モードをソフトライトにし、コントラストや不透明度などのパラメータを調節して出来上がったのがこちらになります。
薄っすらと質感が見えるような写真へと仕上がりました。
いかがでしたか?
レイヤーと、描画モードが使えるので、とても細かく写真編集が可能になります。
ただフィルターをかけるだけではなく、画像を重ねてコラージュしてみたり
作例のようにテクスチャを掛け合わせたりして、今までの写真とはちょっと違ったアート作品を作ってみるのも楽しいかもしれませんよ♪
気になる方はダウンロードを!
それではみなさん、良いカメラライフを〜!
App名: Enlight Photofox:Photo Editor、デベロッパ: Lightricks Ltd.
https://itunes.apple.com/jp/app/enlight-photofox/id1191337894?mt=8&ign-mpt=uo%3D4
価格:無料(アプリ内課金あり)
1992年生まれ。マジシャンを経て、グラフィックデザイナーへ転身。
趣味は写真とガジェット集め。
愛用機はCanon EOS 6D MarkⅡである。
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