写真に“タイトル”を付けて“作品”にしよう

2017/05/29  by ジョニー.G

こんにちは、ジョニー・マーです。

いきなり、偉大なギタリストになってしまいましたね……。
次回は、ケニー・Gでいきたいと思っています。

ジョニー・Gです。

インスタなどを見ていると時々、

渋谷で〜、愛しの◯◯チャンと久々飲み♪ まぢ永遠にLOVE♪

みたいな投稿と共に、可愛い子達が笑顔で写っている写真を見かけることがあります。
こういう投稿には僕も大賛成! なんなら投稿をよくしてくれる子に
インセンティブか何か上げても良いのでは? と、個人的に思っているんですが、

ただ一つ、

MOTTAINAIな〜 

と思っていることがあります。

それは、この写真のタイトルはなんぞや? ということです。

みなさんも日頃から写真を撮る機会は多いと思いますが、
撮った写真に“タイトル”って付けたことはありますか?

もちろん写真のそもそもの役割は、
その瞬間をイメージとして“保存”することなので、
必ずしもタイトルは必要ではありません。

というか、無くて全然良いのです。

しかし、“タイトル”が付与されることで、
見る人に様々な印象を与えたり、写真の世界感を広げられる
という面白さが生まれます。

ちなみに、僕がここで言う“タイトル”を
勝手に定義させて頂くと、

“家族旅行 那須塩原 2017/5/25”
的な“事実の記録”ではありません。

テーマを感じさせられ、その写真がテーマに沿った
作品”と思わせられるようなものです。

では、タイトルを付ける際にいくつか王道の方法があるので、
事例と共に紹介していきたいと思います。

※撮影機材は、全て Panasonic LUMIX DMC-GH4 + M.ZUIKO DIGITAL 25mm F1.8です。

作例 1 何かをとにかく“名付ける”パターン


はい、お祭りのチョコバナナです。

ピントが当たっている一番手前のチョコバナナが帽子を被ったおじさんで、一つ奥がペンギン、でしょうか。

露店の方のクリエイティブ感により、面白おかしくやられていますね。

それでは、写真内の情報にとにかく名付けていきましょう。
お祭りなう♪ とかの発想ではありませんよ。

やはり、手前にあるおじさんチョコバナナに注目せざるを得ないので、
こいつを名付けていきましょう。

チョコバナマン/チョコバナおじさん

あたりはどうでしょうか。
チョコバナナ”というより、チョコバナと言ってしまった方が
よりこの顔の間抜けっぽさと相まって良い感じになると思います。

さらに、お店である。という前提から、

店番を任されたチョコバナ/チョコバナ店長

などもしっくり来るのではないでしょうか。

とりあえず、写真の中の情報に対して、
名付けまくりましょう。

何かの“お祭り的なもの”であろうことは恐らく誰しも視覚的に分かるので、
名付けることで更に追加情報が加わり
写真の世界観を広げることができます。

作例2 印象をタイトル化するパターン


一つ目とはがらっと変わって、オシャレな棚ですね。
モノクロにすることで、一層シック&クール度が強まっています。

この様に対象物が多い場合、作例1の様に、どこかにフォーカスをすることが
難しい場合もあります。
その場合、全体から受ける印象でばくっと括ってしまうのも良い手法です。

パッと浮かぶのは、

パーソナリティ/アイデンティティ

あたり。

棚に並んだ物=所有者の趣味嗜好

という連想から、タイトルとして分かりやすいかと思います。

また、この発想から、

johnny’s room

とか、もはや誰かの部屋だぜ。みたいのも良いですね。

ジョニーは34歳の旅マガジンの編集者で、月1で海外出張をしている。
現地で変わったものを買ってくるから、棚には統一感の無い物品が並んでいる。

とかイメージを膨らましまくってみるのも面白いでしょう。

まとめ

タイトルを付けると、

・撮影者のある程度意図する方向に、写真の世界感を広げることができる。

ということが可能になります。

さらに、テーマを持って写真を撮ってるんだ!
という印象から、あなたのクリエイティビティ感が高まるというメリットもあります。

クリエイティビティ感とは? と思った方は、
ぜひ前回の記事をご覧ください。

カメラは“撮る”だけではない
https://camoor.net/archives/104
と、さりげなく前回の記事のアクセス数も稼ごうとするところに
僕のライターとしての必死感も伝わったのではないかと思います。

ここまで書いておきながらですが、
このタイトル付けを是非みなさんにやってもらいたい。
と思う一番の理由は、

・自分の撮った写真を色々な角度からよく見るようになるから

なんです。

パっと撮った写真でも、タイトルを付けようとする際に
写真の隅々を見直して、うーんと考えるうちに、
気づいていなかった発見や面白い発想が生まれる可能性があります。

なので、別にインスタなどにUPする際に無理にタイトルまで出す必要はありません。

せっかく撮った写真とのコミュニケーションの一つとして、
心の中で“この写真のタイトルは◯◯だ!
と思うことでもだいぶ写真を撮る楽しさが変わってきます。

ぜひ、既に手元にお気に入りの写真があれば、
タイトルを付けることで特別な“作品”にしてあげてください。

<撮影機材>
Panasonic ミラーレス一眼 ルミックス GH4 ボディ ブラック DMC-GH4-K
OLYMPUS 単焦点レンズ M.ZUIKO DIGITAL 25mm F1.8 SLV

ジョニー・G

見るもの全てがフォトジェニックに見える超ポジティブハッピーパーソン。
愛機GH4を片手に、街中に潜む被写体をハントする冒険に出ている。

日本ジェニカライズ協会会長を自称する

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