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瞬間というコマを繋ぐ、“ラプス”な日常
2017/08/1 by ジョニー・G
ご無沙汰しております。
Johnny・Gです。
昨夜、玄関を開けたら足元に幸運のヤモリがいました。
そのちょうど前日に自動販売機で1000円札でジュースを買い
お釣りを全て忘れてきたばかりですが、
これから金運が上がることを確信をしています。
そんなこんなで、ライトに重大発表ですが、
実は僕、今のカメラを買ったきっかけが、
「動画を作りたい!」
だったんです。そんなこんなで、johnny’s latest workはこちら!
記事の方向性に悩み、他のライターさんが立ち入っていない土地に活路を
見出したとかそんなことでは一切ございません。
事実、自分の愛機は4K動画が撮れるPanasonic GH4 なんですから。
一眼ムービーは、ボケ味を活かしたりレンズ交換により
様々なショットが撮れるのが魅力です。
これからは、ジョニー THE MOVIE として、
惜しげも無く自分の動画を自分で褒め、自分で承認欲求を
満たしていきたいと思います。
では、SHINJUKU GRAPHICSの紹介をしたいと思います!
テーマは見ての通り、新宿中のグラフィティやステッカーを集めました。なんですが、
動画の特性である“複数シーンの連結”という強みを活かした作品になります。
これを撮ろうと思ったきっかけは、
「新宿中の至るところにあるなー、しかも色んな種類あるなー」とふと思い、
さらに、それが集まった動画って見たこと無いな。と思ったからなんですが、
実際集めてみると、新宿という街の“あるほんの一部分”が強調され、
知っていた新宿がまた違った姿に見えて、個人的に好きな作品です。
また、日本でありながら海外的な対象にフォーカスし、海外の人が撮る日本的な動画と
真逆の発想にしようとも考えて撮りました。
それでは、ポイント解説にいきましょうー
→シーン全てをステッカー&グラフィティでバカ正直に繋ぐと、
同じ様なモノの連続で飽きやすい映像になります。
その為、西口のしょんべん横丁や、コクーンタワーなど“THE・新宿”というスポットを
間に挟むことでメリハリを付けています。
また、寄りのシーンが多い場合、世界観がイメージしにくくなります。もちろんそれが良い場合もありますが、今回の映像は、“新宿”である。ということもイメージして見てもらいたいので、
間に新宿の街のカットを入れる事で、どのシーンを見ていても、新宿がイメージさせられるという
意味でも効果的です。
→動画の原則はカメラ固定。極力ブレないように。と良く言われますが、それも“何を表現したいか”により考えるべき点ですね。
映画などは(勿論これも、内容によりますが)
作品の世界に没入して欲しい訳で、撮ってる人がいる。という事実を排除して、目の前には作品の世界しかない。と思わせたいわけです。
感動のシーンの最中に、画面ガクガクで、さらには監督の足が映りこんだり、音声さんが見切れたりしたら堪らないですよね。
今回の作品に関しては、観ている人も実際に新宿を街ぶらしている感覚(撮っている人間の立場)にできればと思ったので、スタビライザーは使わずブレを活かすことで、撮り手の存在を感じさせつつ、
振り向いたり、見上げる、見下ろす。などの視線の動きを考慮したカメラワークを行なっています。
また、ラフにシーンを削り出した方がグラフィティなどのストリートカルチャーとマッチするなと考え、
そういう観点からもブレやカメラワークを有効活用できているかなと思っています。
さらに拘ったシーンとして、0:19からの、もの凄い数のパロディキ◯ィちゃんシーンがあります。
このシーンは、ピントを外しボカしている状態からフォーカスインしていますが、
この様に、おっ! となる対象に関しては、勿体ぶりましょう。
こんな無数のパロ◯ティちゃんは、意外なはずですので、
ん〜なに? おお!?
と驚きを与えられるよう、
見る人の隙を作ってから、ぶち込む。
みたいな間の取り方もテクニックの一つです。
とはいえ、やはりこういう手法の無駄使いや乱発は、
観ている人を疲れさせる&そもそも観づらい
に繋がるので、対象がより魅力的に観えることを前提に
ここぞ、という時に使いましょう。
今回のテーマは、倫理的に、“らくがきだ!けしからん!”という方も当然いらっしゃると思いますし、
正しいと思います笑
ただ僕も賛同はしないものの、実際キング・ロボやバンクシーの様に
このようなストリート文化から億単位で取引されるような歴史に残るアート作品が誕生したりもするので、
難しいところですね〜
“あるテーマにフォーカスして集めまくる”は、
やりやすい方法ですので、
街中のネコちゃんを撮りまくるや、オシャレな建物集めまくる
など、是非自分の好きなものに対象を絞ってチャレンジしてみてください。
それでは、次回は幸運のヤモリを見つけると
実際に幸せが訪れるのか? の結果を中心にお伝えしたいと思います!
ジェニカル!
Panasonic ミラーレス一眼カメラ ルミックス GH5 ボディ ブラック DC-GH5-K
見るもの全てがフォトジェニックに見える超ポジティブハッピーパーソン。
愛機GH4を片手に、街中に潜む被写体をハントする冒険に出ている。
日本ジェニカライズ協会会長を自称する
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