構図とは 〜初心者でもわかる撮影の基礎知識〜

こんにちは。富竹です。

今日は、写真撮影の基礎的な知識、「構図」についてご説明します。

被写界深度は少し難しかったですが、今回はとってもシンプルです。Don’t think. Feel!
被写界深度とは 〜初心者でもわかる撮影の基礎知識〜

構図とは

構図とは、画面内のレイアウトです。実はいろんな構図が開発されていて、パターン化しています。構図が悪いと50万のカメラを使っても駄作が生まれるので、重要なポイントでもあるんです。

構図が崩れてアンバランスになるとなんとなく気持ち悪いという感覚が持てるようになると、立派に一人前だと思います。

いくつか代表的な構図を紹介していきたいと思います。

日の丸構図

被写体を中心に置く、オーソドックスな構図です。非常に安定感があり、主張が伝わりやすいです。悪く言えばありきたりです。しかし、王道です。

Canon EOS 30D, SIGMA 28mm F1.8 ASPH., F1.8 1/3200 ISO100 日の丸構図

FUJICA ST701, PENTAX Takumar 50mm F1.8, F1.8 1/125 ISO100 日の丸構図

対角線構図

斜めのラインを使って視線誘導する構図です。

FUJICA ST701, PENTAX Takumar 50mm F1.8, F1.8 1/125 ISO100 対角線構図

右斜め上からの光のラインが対角線構図をつくっています。

FUJICA ST701, PENTAX Takumar 50mm F1.8, F1.8 1/30 ISO100 対角線構図

電車の車体が対角線ですね。画面に視線の動きができるダイナミックな構図です。

三分割構図

三分割構図は、画面を文字通り縦横に３分割して、交点に被写体を置く撮影法です。

FUJICA ST701, PENTAX Takumar 50mm F1.8, F1.8 1/30 ISO100 三分割構図

メインの被写体である犬の顔が右下になるように配置しています。

FUJICA ST701, PENTAX Takumar 50mm F1.8, F8 1/125 ISO100　三分割構図

鉄柱が左の1/3になるように配置されています。奥行き感を演出する構図ですね。

アングルとは

アングルは、被写体に対してのカメラの位置を示します。下から見上げるローアングル、上から見下ろすハイアングル、同じ目線のアイアングル、腰の位置から撮るウエストアングルなどがあります。

Leica M8, Voigtlander Ultra-Wide-Heliar 12mm F5.6, F5.6 1/180 ISO160 ハイアングル

階段の上から砂浜を広角レンズでパシャリ。

FUJICA ST701, PENTAX Takumar 50mm F1.8, F1.8 1/30 ISO100 ハイアングル

目線の高さから黒猫をパシャリ。

FUJICA ST701, PENTAX Takumar 50mm F1.8, F1.8 1/30 ISO100 ローアングル

エスカレーターをこんな床レベルの目線でパシャリ。

Leica M8, Voigtlander Nokton Classic 40mm F1.4 S.C., F1.4 1/2000 ISO100 ローアングル

立ったり、しゃがんだり、見上げたり、見下ろしたり、足を動かして初めて見えてくる構図もあります。なんとなく絵になりそうな風景をハントするのが楽しいですよね。

最後に

一つの被写体に対して、いろんなアングル、構図でフレーミングしてみると、なんか気持ちいい瞬間があると思います。遠慮せずたくさん撮っておきましょう。同じ瞬間は永遠に訪れません。

帰って写真をよく見てみて、なんか気持ち悪い写真がけっこうあるんじゃないでしょうか。変なところに看板があってバランスを崩していたり、人や車が妙に入り込んでいて視線の流れが断ち切られていたり。そういった試行錯誤の繰り返しで写真は上達していきますよ。

それでは、楽しいカメラライフを！

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