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新宿で撮ったモノクロ写真を自家現像してみた 〜モノクロ写真の世界〜
2017/06/29 by 富竹次郎
こんばんは。昼夜逆転してきた富竹です。
みなさん、モノクロの写真って撮りますか? 実は、モノクロの写真ってとっても奥が深いんです。カラー写真と違い、明るさと暗さのトーン、コントラスト、粒状感など、色以外の全てを使って絵を作るので、非現実的な表現もできます。
光の流れや明るさを読みながら撮ることになるため、写真の基本が学べるとして、写真学校の学生は一番にモノクロフィルム写真を習います。
そんなモノクロ写真の魅力をお伝えしていきたいと思います!
まずは、こんな風に仕上がるんだなぁというモノクロの作例をいくつかピックアップしていきます。
EOS 6D, EF 50mm F1.8 STM
あえてフィルムカメラをモノクロに撮ってみました。経年で傷ついた風合いがきれいに出ていますね。
EOS 6D, EF 100mm F2.8 Macro USM
機械部品をマクロレンズで撮影したものです。ただのプラスチックなのに、質感がなんとなく上等なように見える……そんなモノクロのマジックです。金属との相性がいいのも、モノクロの特長です。
EOS 6D, EF 100mm F2.8 Macro USM
まずシーシャ本体を撮影してみました。金属光沢がいい味を出しています。
EOS 6D, EF 50mm F1.8 STM
水タバコの本体を違うパターンで写してみました。背景の色がごちゃごちゃしていても、全てグレーのトーンになるこで、むしろ、被写体の存在感が際立ちます。
EOS 6D, EF 100mm F2.8 Macro USM
これは提灯のぶら下がる商店街です。カラーだと赤提灯の赤さが際立つ写真でした。これをモノクロにすることで、ふんわりと浮き立つ提灯の上品さが目立つようになりました。
EOS 6D, EF 50mm F1.8 STM
商店街に並ぶ精肉が、なんだかわからない立体感を持って視界に飛び込んできます。色がないはずなのに色が主張してくる。面白いですね。
パターンとしては3つ。
1.カメラのカラー設定でモノクロを選ぶ
2.Photoshopなどのソフトや加工アプリでモノクロにする
3.モノクロのフィルムで撮影する
では、順番に説明していきましょう。
カラー設定の変え方は各メーカーごとに違うため、難しい場合は一度取扱説明書を調べてみましょう。
筆者のカメラはCanonなので、こちらを参考にすると、ピクチャースタイルの中から選ぶ形になります。筆者のカメラは「スタンダード」になっていたので、「モノクロ」と撮り比べてみました。
ピクチャースタイル「スタンダード」
ピクチャースタイル「モノクロ」
こんなふうに、簡単に変更できます。
筆者がよく使うのがAdobe Lightroomというソフトです。
Adobe Lightroomのスクリーンショット
Lightroomの操作については、別記事を設けてしっかりとご解説していきたいと思います。
iPhoneアプリだと、Picfxを使います。Picfxのスクリーンショットをご紹介します。
このように、簡単にフィルターをかけてモノクロにすることができます。アプリ本体は240円で、高度なモノクロのフィルターはアプリ内課金で120円です。
写真屋さんで、モノクロのフィルムを買いましょう。店舗により取り扱いがないので、大きな店舗を訪ねてみましょう。
1本630円のFUJI ACROSなどが手に入りやすいです。
ただし、カラーフィルムに比べて現像に日数がかかるため、急ぎの人には自家現像をおすすめします。
次回は、モノクロのフィルムを使った写真を使ってフィルム撮影をした作例のご紹介と、自家現像をやってみた体験について語っていきたいと思います。
それでは、楽しいカメラライフを!
Lomography 632 35 mm 400/36 ISO Black and White Lady Grey – Pack of 3 (Black) [並行輸入品]
フリーのカメラマン。1988年生まれ。2010年より写真家・水谷幹治に師事し、純喫茶・ドヤ街・商店街など滅びゆく昭和をテーマに作品制作を行う。
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