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α9のAFをコンパクトに実装!ソニー、α6400を2月22日に発売
2019/01/16 by だい
こんにちは、カメラクラッシャー富竹です。
2017年からしたら、2013年式のカメラは過去のもの。発売当時とは違って、中古品が安く手に入るようになりました。
今回、不幸な事故でメイン機のSONY α7IIに故障を起こしてしまい、修理に出している間、予備機の必要性を感じて同じSONY α7IIを買おうとおもったら、なんと初代SONY α7Rも同じくらいの価格帯だったんです。全く同じものを持っているよりも撮影の幅が広がると思い、α7Rのほうを買ってきました。
2013年11月、SONYから電撃的に発売された二機種のフルサイズミラーレス一眼・α7とα7R。二機種は名前こそよく似ていますが大きな違いがあったんです。
α7はコントラストAFと位相差AFの2つのオートフォーカス方式を搭載し、2470万画素に抑え、オールマイティー型として作られました。2017年10月現在、中古相場は約7万円。
α7Rは、コントラストAFのみでオートフォーカス性能がα7に劣りますが、ローパスフィルターレスで総画素数3680万画素という超高画素特化型としてハッキリ住み分けされていました。2017年9月現在、中古相場は約10万円。
打ち上げ花火、高速AFで撮るか、高画素で撮るか、という感じです。
iPhoneやウェブサイトでの小さなサムネイル画像でも差がつく、超高画素ならではの写真の密度と解像感です。
ローパスフィルターは、画像の偽色やモアレ現象といった画像の乱れを防ぐ為に画像センサーに取り付けられていましたが、解像感が下がるというデメリットがありました。
近年は画像処理エンジンの高度な進化により、ローパスフィルターレスでも十分に画像の解像感が得られるようになりました。このα7Rもローパスフィルターレスの圧倒的な解像感を存分に発揮し、解像感がとても高いのが特長です。
iPhoneなどのスマートフォンとの写真の差は特に顕著になります。
α7Rは、オートフォーカスが遅く、素早く被写体が移動する写真には不向きです。電車、動物、スポーツなどでは基本的に使わないほうがいいです。そのかわり、花や山岳、風景や都市写真、三脚を立てての夜景などの動かない写真では、超高画素ならではのすばらしい絵作りができます。
画素数が大きくなったぶん、ピント合わせにも手ぶれにもシビアになります。1000万画素程度だとごまかせるブレが、目立つようになってしまうんです。
また、画像のファイルサイズが大きくなるので、1日に400枚以上RAW撮影するなら、32GB以上のSDカードを用意する必要性があります。
関連記事:買うならやっぱり高速に! 2017年版・SDカードの選び方
α7Rの弱点を克服する形で、4240万画素に画素数アップして内蔵手ぶれ補正した後継機種・α7R IIが発売されています。オートフォーカスも「ファストハイブリットAF」が搭載され、超高画素機種として生まれ変わりました。ただし、値段も大幅にアップしました! 2017年9月現在、新品相場約30万円です。
予算に余裕がある人はぜひ買ってみてください。
電車や動物やスポーツなどの写真を撮らないという、ある種の諦めがあれば、α7R初代を買い、新型との差額分で複数のレンズに予算を回すのもひとつの手段だと言えます。
それでは、楽しいカメラライフを!
ソニー SONY フルサイズミラーレス一眼 α7 ボディ ILCE-7
ソニー SONY フルサイズミラーレス一眼 α7R ボディ ILCE-7R
ソニー SONY フルサイズミラーレス一眼 α7RM2 ボディ ILCE-7RM2
フリーのカメラマン。1988年生まれ。2010年より写真家・水谷幹治に師事し、純喫茶・ドヤ街・商店街など滅びゆく昭和をテーマに作品制作を行う。
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