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スーパー・ブルー・ブラッドムーンを撮影! 都内で「D850」とタムロンレンズで皆既月食を撮影してきた
2018/02/2 by だい
こんにちわ、オタクライターのだいです。
みなさんは、カメラのレンズ交換が大変だと思ったことはありませんか? 撮影中にレンズを交換するとき、バッグからレンズを取り出して、レンズを外して、付け替えて、外したレンズをバックに閉まって……面倒ですよね! そこで今回紹介したいアイテムが、最大3本のレンズを装着し持ち運びができるレンズホルダーTriLens(トライレンズ)です。
レンズホルダーを3つ所有する筆者が、TriLensの魅力を伝えたいと思います。
レンズホルダーを知らないという方に、まずは簡単に説明すると、レンズをホールドし、簡単に交換できるアイテムです。
肩にかけて使うショルダーバッグやメッセンジャーバッグ、腰に装着するウエストバッグであればレンズが取り出しやすいのですが、どうしても大きなレンズを入れるのが大変。マイクロフォーサーズやAPS-Cなどのセンサーサイズであればレンズが小さめなので対応可能ですが、フルサイズとなると大きくてバッグに入らないこともあります。
そんなレンズ交換にストレスを感じている方のために、レンズホルダーが存在します。レンズホルダーはレンズをホルダーに装着するので、カメラから外したレンズをバッグの中に入れる or テーブルや地面に置く必要がありません。交換手順を減らしてレンズ交換の時間短縮に繋がります。
レンズホルダーには、大きく分けると2種類存在します。
・肩や首から掲げるタイプ
・ベルトやバッグに装着するタイプ
肩や首から掲げるタイプは、GoWingが有名です。カメラのレンズを装着できるマウントが表裏にあり、最大で2つ装着できます。レンズをヒモで吊るすイメージです。
ベルトやバッグに装着するタイプでは、ピークデザインのレンズキットなどがあります。ベルトを通して腰部分にレンズを固定することが多いですが、ピークデザインはバッグなどにも装着できるような別のアイテムも存在しています。
筆者はGoWing、ピークデザインともに所有していますが、それでも欲しかったのが、TriLensです。
TriLens最大の魅力は、最大で3本のレンズを装着できること。上記で紹介したGoWingやピークデザイのレンズキットは最大で2本しか装着できません。「2本装着できればいいじゃないか……」と思うかもしれませんが、レンズをスピーディーに交換するためにはホルダーの1つを空けておく必要があります。そうなると実質ホルダーに装着できるレンズは1本のみ。TriLensであれば2本装着できます。
レンズを1本装着しました。
TriLensはベルトに装着するタイプで、定位置は腰になります。こちらはレンズを2本装着したときの写真です。
レンズを交換する場合は、まずカメラからレンズを外し、TriLens装着します。その後に交換するレンズをTriLensから外して、カメラにつけます。
TriLensはクルクル回るので、装着したいレンズを一度上へ持ち上げて、ロックを解除して外します。
装着者目線で見るとこんな感じです。なんか、カッコよくないですか?
筆者はニコンFマウント用のTriLensを持っていて、タムロンの大三元「SP 15-30mm F/2.8 Di VC USD」「SP 24-70mm F/2.8 Di VC USD G2」「SP 70-200mm F/2.8 Di VC USD G2」を装着しています。「SP 70-200mm F/2.8 Di VC USD G2」は重いですが、100kgまでの荷重に耐えられるので問題なし。ステージ撮影時には非常に役立ちました。
またコンパニオンなどイベント時の人物撮影も交換が楽なので、単焦点レンズ2本と標準ズームレンズという組み合わせも可能。撮影したいときにすぐ最適なレンズに交換できるって、最高ですよね。
TriLensはレンズホルダーとして最も優れていると思いますが、デメリットも存在します。
まず1つ目は、長いレンズを装着したときに移動が邪魔になること。2本装着できるレンズホルダーであれば、レンズが地面から垂直になり身体にフィットしていますが、TriLensにレンズを2本装着した場合、横に飛び出します。極端な例を上げると、望遠レンズを2本装着したとき、1本は身体より前に、もう1本は身体より後ろに飛び出すので、人や物とぶつかっても仕方がないです。
そしてもう1つ、ロックが外れやすいので落ちる可能性があります。1ヶ月ほどイベント取材で利用しましたが、1度レンズが落ちてしまいました……。ただ、これはレンズホルダーの宿命でもありますね。
TriLensを欲しいと感じた方、購入するのはちょっと大変です。というのも、普通に買うことはできません。クラウドファンディングで支援してようやく手に入りました。
TriLensが発表されたのが2017年5月ごろ。それから2017年は2度のクラウドファンディングを行いましたが、このタイミングを逃してしまった筆者は購入ができず、次のクラウドファンディングが始まるのを半年近く待っていました。そして2018年1月にようやく再開され、即支援したという流れになります。
クラウドファンディングは日本語に対応していないので、まずは英語でサイトへの登録→支援という流れになります。さらにTriLensを製造するFrii Designsはスウェーデンの会社なので、商品到着までに1ヶ月近くかかる場合があります。
値段は99ユーロです。下にクラウドファンディングを行っているサイトのリンクを用意しましたので、絶対に購入したいという方はこちらで注文を! 購入は面倒かもしれませんが、一度体験すると手放すことができなくなりますよ!
https://www.indiegogo.com/projects/trilens-the-new-way-of-changing-your-lenses-camera#/
コスプレからフィギュア、痛車、さらにはステージイベントなど自称日本一オタクベイントの取材を行うライター。年間100件以上のイベント取材、海外へは月1ペースで行っています。
愛用カメラは富士フイルムとニコン。
Twitter: https://twitter.com/nandakaomo
サイト: http://zakuzaku911.com/
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