- コラム
1971年の名機『Nikon F2』で撮る! 新宿〜池袋
2017/06/20 by 富竹次郎
2000年代初頭、まだフィルムカメラが主流で、デジタルカメラは発展途上だった頃。200万画素のデジタルカメラが30万円を超える時代がありました。
カメラメーカー各社は、モデルチェンジのたびに、500万画素、いや600万画素、うちは800万画素だ、いや、こっちは1000万画素だ! と画素数(=画像の大きさ)をアピールしながら開発競争してきました。
そのため、カメラに詳しくない消費者は、高画素数=高性能と勘違いする結果に。「スマホだって1000万画素あるんだから、デジカメなんかいまさらいらなくない? 」と。
スマートフォンのカメラと一眼カメラの違いについてはこちらの記事をどうぞ
もうスマホで十分? 一眼カメラと比べてみた
通常、ハガキサイズ程度の写真であれば、100万画素でOK。A3程度の写真であれば、800万画素で十分鑑賞に耐えられます。巨大なサイズに印刷される商業写真やアート写真以外では、画素数を追い求めることにあまり意味がないんです。
現代では、カメラ内のエンジンやメモリー、センサーなどの開発が完成期に入り、2〜3年前のカメラを買ってもそこまで見劣りするほど差がつかなくなってきました。2017年6月現在では、初級〜中級クラスの一眼カメラ画素数は1600〜2400万画素程度です。しかし現実的には1600万画素だろうが2400万画素だろうが、その差が発揮されるサイズで印刷される機会は滅多にありません。
メーカーにとっては、バリアングル液晶だったりWi-Fi機能だったりと、新機能をどんどん盛り込んでいますが、カメラをよく知らない人には画素数でアピールするしかないため、いまだメーカーは高画素化を進めています。
しかし、画素数だけでカメラを選ぶと失敗します!
では、画素数やカタログスペックでごまかされずに、後悔しない買い物をするにはどうしたらしいのでしょうか。
被写体から逆算してカメラを選ぶのです!
カメラには様々な個性があります。動くものに強いカメラ、高画質に特化したカメラ、携帯性を重視したカメラ。万能なカメラはないので、自分の使用用途に合わせてカメラを探していきましょう。
スポーツを撮りたい、電車を撮りたい、動物を撮りたい、などなど。動体には連写速度、AF性能でカメラを選びましょう。
風景写真コンテストに出すなら高画素機が良いでしょう。超高画素の緻密な描写は圧巻です。しかし画素ピッチの問題で高感度性能が弱く、また小さな手ブレも目立つので、大事な撮影時は三脚を立てましょう。
特にこだわりはない、有名メーカーがいいという方には、やはりCanonとNikonです。どちらもフィルム時代からたくさんのレンズをリリースされているので、中古でも新品でも、様々なレンズやストロボなどのアクセサリー類を一式そろえやすいのがメリットです。
これは筆者の個人的なおすすめです。軽快さとクラシックな外観と操作性を両立させたカメラです。見た目から選ぶのも大事ですね。
被写体が特に決まっていない人も、この機種こそ至高! と思っている人も、量販店や中古店の店頭で触ってみて、直感的にこの液晶は駄目、このファインダーは苦手、などなど、ネットだけではわからない好みを自分で探していくのがベストです。
都市部の人は積極的にカメラ店に足を運んでみましょう! もし近くにカメラ店がなくても、カメラのキタムラは中古の取り寄せができるので、そちらを利用するのも手です。
ネット中古(カメラのキタムラ)
http://www.net-chuko.com/about/buy/index.do
それでは、楽しいカメラライフを!
ソニー デジタル一眼カメラ ボディのみ ILCE-6500
Canon デジタル一眼レフカメラ EOS 7D Mark IIボディ EOS7DMK2
OLYMPUS ミラーレス一眼 OM-D E-M1 MarkII ボディー
Canon デジタル一眼レフカメラ EOS 5Ds R ボディ 5060万画素 EOS5DSR
SONY ミラーレス一眼 α7R II ボディ ILCE-7RM2
Canon デジタル一眼レフカメラ EOS 6Dボディ EOS6D
Nikon デジタル一眼レフカメラ D5600 18-140 VR レンズキット ブラック D5600LK18-140BK
FUJIFILM ミラーレス一眼 X-T20 レンズキットブラック X-T20LK-B
Panasonic ミラーレス一眼カメラ ルミックス GX7MK2 ボディ ブラック DMC-GX7MK2-K
フリーのカメラマン。1988年生まれ。2010年より写真家・水谷幹治に師事し、純喫茶・ドヤ街・商店街など滅びゆく昭和をテーマに作品制作を行う。
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