- コラム
【オールドレンズ作例】SMC Takumar 28mm F3.5で撮る東京都千代田区「丸の内」
2018/04/24 by 編集部 ともりん
どうもー! Camoor編集部 ともりんです。最近、Nikon、Canonがほぼ同時にフルサイズミラーレスである新機種「Z6 / Z7」、「EOS R」を発表し、カメラ業界大盛り上がりですね!
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フルサイズミラーレスの楽しみ方の一つに「オールドレンズ」遊びがあります。一眼レフと違いミラーレスはフランジバックが短いため、マウントアダプターをかませることでオールドレンズが装着できます。そしてセンサーサイズがフルサイズだと35mmフィルム時代のレンズを使ってもAPS-Cやマイクロフォーサーズのように写真がクロップされません。オールドレンズの写りが、そのままデジタルカメラで再現できるのです! 今回は筆者愛用のSONY α7m2にヤフオクで7,000円ぐらいで購入した「SMC Takumar 28mm F3.5」を装着し、鎌倉までお散歩撮影をしてきました。
鎌倉と言えば、大きな寺社仏閣があることで有名。昨年ボブリシャスさんのポートレート撮影で訪れましたが、今年も鎌倉行きたい熱が沸々と。まだ行っていないスポットを回ってきました。
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SONY α7ⅱ, Super-Multi-Coated TAKUMAR 28mm F3.5
まずは鎌倉駅から徒歩約20分、銭洗弁財天宇賀福神社(銭洗弁天)へ。道にある滑り止めの丸い凹みを見ていただけたらわかると思いますが、急坂の途中に入り口があります。SONY α7m2+SMC Takumar 28mm F3.5という軽量装備で来て良かった……。
SONY α7ⅱ, Super-Multi-Coated TAKUMAR 28mm F3.5
提灯をパシャリ。光を優しく撮れました。
SONY α7ⅱ, Super-Multi-Coated TAKUMAR 28mm F3.5
鳥居のトンネルは癒やされますね。こちらの鳥居は赤く塗られていません。
SONY α7ⅱ, Super-Multi-Coated TAKUMAR 28mm F3.5
道をローアングルで撮影。風景写真は目線ではなく地面すれすれの場所にカメラを構えるなど普段の視点と違ったアングルで撮影するとダイナミックな画になります。おもいっきりローアングルで撮影する時に便利なのがチルト式モニターです。モニターを上向きにすることで、無理ない姿勢でローアングル撮影ができます。ファインダーを覗いて撮影すると道に寝そべる必要が出てきます。
SONY α7ⅱ, Super-Multi-Coated TAKUMAR 28mm F3.5
こちらの写真は目線の高さから撮影しました。石階段を撮影するために縦構図です。
SONY α7ⅱ, Super-Multi-Coated TAKUMAR 28mm F3.5
次は鎌倉の大仏へ。銭洗弁財天宇賀福神社からは徒歩30分ほどでした。(ホントはもっと早いです。この日は大雨で途中にあるトンネルでしばらく雨宿りをしていました。)鎌倉へは5回ほど訪れているのですが、大仏は初めて見ました! 大きい。
SONY α7ⅱ, Super-Multi-Coated TAKUMAR 28mm F3.5
とりあえず撮影してみました。なんか構図がつまらない……。同行してくださったプロカメラマン田中正清先生の写真を見て構図をパクり参考にして再撮影。
SONY α7ⅱ, Super-Multi-Coated TAKUMAR 28mm F3.5
おお……! 記念撮影から脱却。空間を活かすテクニックを使うとなんだか良い写真撮れた気がしてきますね。
SONY α7ⅱ, Super-Multi-Coated TAKUMAR 28mm F3.5
この写真はお気に入りです。赤の発色がとても綺麗! そして被写体の石像はシャープに写りました。オールドレンズの味が出ています。
SONY α7ⅱ, Super-Multi-Coated TAKUMAR 28mm F3.5
SONY α7ⅱ, Super-Multi-Coated TAKUMAR 28mm F3.5
次は水溜り撮影です。雨が降って良かった! 水面に映る背景、太陽の光は素敵な被写体になります。この写真も水溜りすれすれにカメラを構えて撮影しています。
SONY α7ⅱ, Super-Multi-Coated TAKUMAR 28mm F3.5
木に生えた苔を撮影。開放F値3.5ですが、限界まで被写体によることで背景はご覧の通りボケてくれます。茶色、緑の発色も美しい。
鎌倉と言ったら江ノ島電鉄、通称「江ノ電」もしっかり抑えておきたいです。スラムダンクや青の炎など様々なアニメや映画に登場する電車です!
SONY α7ⅱ, Super-Multi-Coated TAKUMAR 28mm F3.5
せっかくなので普通に撮ってもおもしろくない。流し撮りだ!
SONY α7ⅱ, Super-Multi-Coated TAKUMAR 28mm F3.5
江ノ電は都内の通勤電車と違い単線、日中は12分間隔で走っています。たまたま訪れた長谷駅はすれ違いの駅。つまり1回失敗したら次のチャンスまで12分間待たなければいけません。ここは正清先生に流し撮りの練習を手伝ってもらおう……。ということで、正清先生に何度か線路沿いを走っていただきました! ありがとうございます。シャッタースピードは1/10、正清先生の疾走感を表現できました。
SONY α7ⅱ, Super-Multi-Coated TAKUMAR 28mm F3.5
さて、本番。電車の顔は止めて背景をブラすことに成功。しかし構図は……難しいですね。
SONY α7ⅱ, Super-Multi-Coated TAKUMAR 28mm F3.5
SONY α7ⅱ, Super-Multi-Coated TAKUMAR 28mm F3.5
SONY α7ⅱ, Super-Multi-Coated TAKUMAR 28mm F3.5
他にも数カット撮影しました。流し撮り楽しい……。次はもう少し離れた場所から引きで流し撮りにチャレンジしたいです。
SONY α7ⅱ, Super-Multi-Coated TAKUMAR 28mm F3.5
江ノ電長谷駅から徒歩5分ほどで由比ヶ浜海岸へ。夏が終わった後の海は人が少なくて好きです。この写真はF16、シャッタースピード1/10で撮影しました。絞れば絞るほど空の色が綺麗に出ます。またシャッタースピードを遅くすることで波の躍動感を出してみました。
鎌倉散歩、いかがでしたか? 歴史的な街とオールドレンズの相性は抜群だと感じました。オールドレンズはジャンク品だと5,000円以下のものがごろごろしています。フルサイズミラーレスを手にされた際は、オールドレンズ遊びをしてみてはいかがでしょうか。現代のレンズにはない味、操作感に魅了され、どっぷりと沼にハマってしまうかもしれませんが……。
Webディレクター兼編集者、たまにライター。愛機はSONY α7Ⅱ。ミラーレスなのにフルサイズ機なところがお気に入り。
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