- コラム
フィルムスキャナーレビュー! 価格コム1位の400-SCN041
2017/06/22 by 富竹次郎
こんにちは。フィルム熱が再燃して大変な富竹です。
このフィルムはあの巨匠・蜷川実花先生が愛用したとされるAGFA PHOTO社のフィルムです。Ultra Colorは赤色が鮮烈に写ることで有名でしたが、今は販売が終了し入手困難です。そんな中で、池袋ビックカメラさんで在庫僅少だったAgfa Vista 400を入手し、思いっきりド派手な歌舞伎町を撮り歩いてきました。
さて、今回の相棒は先日紹介したCanon EOS-1です。
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プラスチック製のCanon EOS 55と違い、重厚な金属感と素晴らしいシャッター音を響かせてくれるEOS-1に興奮して衝動買いしました。
発売当初のフラッグシップモデル(最上位機種)で、当時の報道カメラマンはこれでオリンピックの写真を撮ったりしていたのかと思うと胸が熱くなります。
前置きはさておき、憧れのCanon EOS-1と現代のLレンズで、歌舞伎町を撮ってまいりました。
Canon EOS-1, EF 85mm F1.8 USM, Agfa Vista 400, Canoscan 900F Mark II
けたたましいネオンサイン。キャッチ、ホスト、キャバ嬢、観光客、飲み客……おびただしい人の数。
Canon EOS-1, EF 85mm F1.8 USM, Agfa Vista 400, Canoscan 900F Mark II
雨上がりの歌舞伎町。水たまりに映るのはやはりネオン。
Canon EOS-1, EF 85mm F1.8 USM, Agfa Vista 400, Canoscan 900F Mark II
Canon EOS-1, EF 17-40mm F4 L USM, Agfa Vista 400, Canoscan 900F Mark II
Canon EOS-1, EF 17-40mm F4 L USM, Agfa Vista 400, Canoscan 900F Mark II
歌舞伎町一番街通り入口付近には小綺麗なドトールがあります。
Canon EOS-1, EF 17-40mm F4 L USM, Agfa Vista 400, Canoscan 900F Mark II
歌舞伎町を語るには若すぎると自分で思いますが、ディティールひとつひとつがまともなものと異常なもの、日常と非日常のパッチワークで出来たユニークな街だと思います。AgfaのフィルムはISO400ですが、この明るさではISO200でも十分だと思います。
フィルム写真、とくにカラー写真はフィルムの銘柄で色合いが決まります。カラーネガフィルムはカラーリバーサルフィルムに比べて彩度が低くぼんやりした印象でとらえられがちですが、実はそんなことはありません。
堀内カラーや富士クリエイトなどのプロラボ(プロ御用達の現像所)できちんとプリントされたカラーネガ写真の美しさには目をみはるものがあります。
皆さんも是非、いろいろなカラーフィルムに挑戦してみてください。デジタル写真では出せない色合い、感動を味わえることまちがいなしです。
Canon EOS-1, EF 17-40mm F4 L USM, Agfa Vista 400, Canoscan 900F Mark II
さらば歌舞伎町……。
それでは、楽しいカメラライフを!
AGFAPHOTO VISTA400 36 カラーネガフィルム ISO400 36枚撮 AP400-36
フリーのカメラマン。1988年生まれ。2010年より写真家・水谷幹治に師事し、純喫茶・ドヤ街・商店街など滅びゆく昭和をテーマに作品制作を行う。
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