梅雨の季節のカメラ機材・レンズ管理

2017/05/22  by 富竹次郎


みなさん、カメラをいつもどこに置いていますか?
実は、カメラの保管場所ってとても大事なんです。

湿気が多い今の季節、風通しの悪いところでレンズ放置していると、なんとガラス表面や内部ににカビが生えてしまうことがあります。

実は筆者も一度夏場にレンズをカビだらけにしたことがあります。カメラバッグに入れっぱなしにして窓際に数日放置していたら、レンズの表面に拭いても取れない汚れが……。

そう、カビでした。

一度カビが生えてしまうと、元に戻せません。
レンズの性能を支えている表面コーティングが剥がれてしまい、逆光に弱くなったり、シャープに写らなくなってきます。
メーカー修理も有償になったり、完全には直せないことがほとんどです。

数万円もしたレンズやカメラが、夏のレジャーの季節に使えない、というのは嫌ですよね。

ということで、梅雨の季節におすすめのカメラ、レンズ収納方法を紹介します。

低予算でコンパクトに! ドライボックス


ドライボックスは、プラスチックの密閉容器の中にシリカゲル(防湿材)を入れて収納できます。

お米の密閉容器に似ていますね。
まるごと棚の上に置いてしまっても大丈夫なので、カメラ機材の数が少ない人や、家具のスペースを節約したい人にオススメします。

シリカゲルは安価ですが消費期限があるので、できるだけまめに交換する必要があるのがデメリットです。

予算がある人はこれ! 防湿庫


防湿庫は、カメラの機材が多く、たくさんのレンズやカメラ用アクセサリーを収納するのに向いています。

これからどんどん機材を増やしていく予定のある人は、是非ともこちらをオススメします。

大きな金庫に似た見た目で、カメラ機材の数に応じてラインナップが豊富です。
自動でカメラにとって最適な湿度に保ってくれるので、一度置くスペースさえ確保してしまえばメンテナンスフリーな点が大きなメリットです。

カメラにとって一番大切なこと

湿気はカメラの大敵です。
一番大切なのは、風通しのいい状態をキープすることです。

防湿庫やドライボックスを手に入れるまでは、壁にやコートかけにかけたり、デスクの上などできるだけ目のつく場所に置いて
毎日気にかけてあげましょう。

それでは、楽しいカメラライフを!

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防湿庫 トレー高さ調整自由自在 容量51L

富竹次郎

フリーのカメラマン。1988年生まれ。2010年より写真家・水谷幹治に師事し、純喫茶・ドヤ街・商店街など滅びゆく昭和をテーマに作品制作を行う。

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