街歩きとジョージ・マロリーと恩田陸

2017/08/15  by ジョニー・G

いきなりジョニー・Gです。

非常に暑い日々が続いていますね。
暑中見舞い申し上げます。

さて、ジョニーといえば“Camoor”きっての
文学系男子であることは周知の事実と申しますか、
そもそも、僕の記事に来てくれている人の多くは、
「読書 ジョニー」の検索で
辿り着いて来てくれている方が大半かと思います。

そんなわけで、今回は、“my favorite 本”と絡めて
ムービーを紹介したいと思います!

どどん

ON THE ROAD

高田馬場駅から、新宿のコクーンタワーに向け、
ひたすら歩いて撮って10倍速にしてやりました。

“目的地”ばかりが重要に思われますが、
その道のりだってドラマになるのでは? 的な
発想のムービーです。

そういえば、100年ほど前、
まだエベレストは未踏峰だった時代、
初の登頂を目指しイギリスの遠征隊に参加した
ジョージ・マロリーは、

何故エベレストに登るのか?

と問われ、

because it’s there.(何故なら、そこにあるからだ)」

と答えていますが、

その時の感覚が少しわかってしまったかもしれません。

特に何を撮るかも決めず、ただふらっと高田馬場駅に
降り立ったジョニー。

何気なく右手を向くと、
そこには遥か遠く、ビルの谷間から顔を出す
新宿の“モード学園コクーンタワー”の姿が。
 
歩けんじゃね?
 
いや、この真夏の日中30度を超える猛暑の中、
重い機材を背負い歩くなんて……。

という一般論虚しく、既にジョニーの足は
動き出していました。

まるで、

目的地にたどり着く為に、我々は付いているのだ。

と足が主張しているかの様に……。

からの〜、
このムービーと自分の中で
リンクした本があります。

恩田陸さんの“夜のピクニック”、通称“夜ピク”ですね。
読後の爽快感半端ない名作です。

全校生徒が“80kmを1日かけて歩き通す”年一の高校行事の中で、
様々な男女の心模様を描き出した名作青春小説ですね。

ジョニーの心は、もちろんオフホワイトなんかでなく
限りなく透明に近いホワイト的な
純粋な心の持ち主ですので、こういうど直球系が好きです。

この小説の中で印象的なセリフとして、

みんなで、夜歩く。ただそれだけのことがどうして
こんなに特別なんだろう。

というものがあります。

自分もこの街歩きをしている時、

ムービーを撮ってなんかいなければ、
この“ただ歩く”という“それだけのこと”に
何かの意味や価値を見いだすことはなく、
この道を歩き通すことも、そんな発想も浮かばなかったろうな。

と、ふと思いました。

そんな風に思うと、
何かを撮る”という行為をしていなければ、
出会えない体験が存在するということですね。

相当な無理やりをもって色々な話を
引っ張り出した挙句、最後は綺麗な感じに
“撮影すること”の素晴らしさに結びつけている自覚は
すごいありますが、本当にそう思うんです。
(恩田陸ファンの皆様、気を害したらすみません!)

ということで、

カメラを持ち歩く=新たなコトに出会う可能性が高まる

ので、撮るかどうか分からなくても、
カメラは可能な限り持ち歩きましょう!

ということを訴え今回は
筆を置き、読書の続きに戻りたいと思います!

ジョニー・G

見るもの全てがフォトジェニックに見える超ポジティブハッピーパーソン。
愛機GH4を片手に、街中に潜む被写体をハントする冒険に出ている。

日本ジェニカライズ協会会長を自称する。

twitter
https://mobile.twitter.com/J_G1001

イキってインスタにも手を出しました
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